アウディのミドルセダン、A4。
乗る事を可能にした車です。
日本で言うところのトヨタ・クラウン的な立ち位置なので、日本もそうですが世界的にも人気のある大衆車ということになります。
外車は高いのでは?という概念を取り払ってくれた、アウディ・A4。
気になる買取相場を見ていきたいと思います。
初代A4、B5系。1994年から2001年まで販売されました。
駆動方式はFFと4WD(クワトロシステム)、排気量は、1.6Lから2.8Lまで用意され、5速MTと5速MTがあるので走りも楽しめます。
どこか懐かしさを感じる、ザ・セダンといった感じの見た目は、親しみやすいフォルムではないだろうか。
買取相場は、査定額が付かずに廃車になる事が多いようです。走行距離が5万km以下で状態が良好なら、10万円位までで買い取ってくれる事も。
ブランドネームが強いだけに、少し残念。
2代目A4、B6系。2001年から2005年まで販売されました。
先代に比べ、全体的にフォルムが丸みを帯びたものになり、前部バンパー下部のデザインが少し変わりました。
車内のサイズアップとサスペンションがアルミ製の物に一新された事によって、居住性と運転のし易さが向上しましたのも大きな特徴の1つです。
買取相場はあまり上がらず、5万円から20万円という結果に。先代と同じく、走行距離と状態が大きなカギを握っています。
Sラインというスポーツ仕様車の場合、25万円前後で買い取ってもらえる事が多いようです。
3代目A4、B7系。2005年から2008年まで販売されました。
大きな口を開けたようなシングルフレームグリルと、少しパンダっぽいヘッドライトが特徴的。標準でフォグランプが付いているので、ある程度の環境変化でも走行可能となっているのがうれしい所。
この年式であれば少しは期待したい買取相場。15万円から30万円と、相変わらず厳しい。
特別仕様車であるラグジュアリーラインやダイナミックラインの場合、5万円程プラスの査定額になる事が多いようです。
4代目A4、B8系。2008年から2015年まで販売されました。
前輪の配置を前にし、車両バランスを適正化したことと、アルミを多用することで軽量化を果たしたのが大きな変化。ヘッドライト下部に白色ダイオードランプの設置、ドアノブをグリップタイプに変更など、細かい所もリファインされている。
顔つきは男らしさを増し、A4と言えども男心をくすぐるカッコよさがあるようにも見える。
買取相場は一気に上がり、85万円から250万円が相場に。100万円を超えるのは2010年モデルからとなります。
5代目A4のB9についてですが、販売から間もなく買取時の相場はまだ出ていません。
300万円以上で買い取ってもらえる事が出来はしますが、売るにはまだまだ早すぎる気も。
廉価モデルでありながら、ブランド力頼りではない個性的な魅力を放つ、アウディ・A4。
高額売買の為に、高級スーツを着こなすように大事に扱いたいものです。