クロスオーバーSUVの元になった「ライトクロカン」というジャンルを築いた、スズキ・エスクード。
昔のスペインで使用されていた通貨単位「エスクード」が名前の由来で、金貨・大航海時代の男のロマン・冒険心などをイメージして名付けられたそうですよ。
荒地も、高速も、街乗りも可能と言ったマルチユース性能で、年齢や趣味に関係なく人気がでた車種です。

いくらで売れるのかが気になるところですが、販売期間が1988年からなので買取相場はピンキリです。
買取業者さんに見てもらう前に、予備知識として相場を知っておきましょう。
初代エスクード。1988年から1997年にかけて販売されました。
幌屋根タイプのコンバーチブルは、見た目が同社のジムニーSJ30にソックリ。
パートタイム4WDなのでシーンに合わせた走行が可能となっています。また、3ドアタイプと5ドアタイプがあるので、決して不便と言う訳でもありません。

年式がだいぶ古いので、買取相場が心配。
3万円から7万円が相場となっています。なんとか値段が付いた、それだけでも良しとしましょう。
2代目エスクード。1997年から2005年まで販売されました。
よくSUV車でありがちな、「あの車と似た形だなあ」と言われることのないフォルムに変わりました。
先代に比べて乗り心地は改善され、より快適なドライブが可能となっています。リアシートを倒せばフルフラットになるので、荷物の積載面は優秀です。
男心くすぐる幌仕様、コンバーチブルも健在。需要も高いでしょうから、期待したいところ。

買取相場は、10万円前後と厳しい。年式もそうですが、他の車種に人気面で押され気味なところも正直あります。
V6エンジン搭載のスポーツモデル、V6スペシャルというグレードでも高くて20万円程度です。
3代目エスクード。2005年から販売されています。
これまでのエスクードとは異なり、パートタイムはフルタイム4WDに、リアサスペンションはマルチリンクの独立懸架にそれぞれ変更され、手間が省かれ乗り心地も向上しました。
排気量は1.6Lから3.2Lまでと幅広く、ライトユーザーにもヘビーユーザーにも人気がありました。
気のせいかもしれませんが、後ろからの見た目がワゴンRに、前からは初代スイフトに見えてしまう・・・。

買取相場は、60万円から110万円となっています。
4代目が出た以降も販売され続けているモデルなので、一応現行車種の1つと言う事になります。
4代目エスクード。2015年から販売されている現行車種です。
一番の注目点は、新世代四輪制御システム「ALLGRIP」で、優れた走破性と走行安定性を叶えたシステムです。
衝突防止の安全装置や、快適装備の一種であるクルーズコントロールなどが装備され、より人に寄り添った車に仕上がっています。

買取相場はまだ出ていませんが、新車価格が210万円から240万円程なので、予想ではありますが170万円から200万円程度になるのではないかと思います。
上記がエスクードの買取相場の情報です。

そういえば、子供の頃「エスクード ESCUDO」と「サクシード SUCCEED」を間違えた事がありますが、皆さんはそんな経験ないですか?