スズキのコンパクトカー代表格の、スイフト。パッと見はなんの変哲もないコンパクトカーですが、ラリーカーやスポーツカーのベースにもなった名車でもあります。2000年からの発売以来、一般ユースは勿論、警察車やモータースポーツでも見かけるなど、活躍の場は様々です。一般的にもマニア的にも定評がある、スズキ・スイフト。ご自分のダッシュボードの中に眠っている車検証を見つめ、いくらぐらいで売れるのか予想をつけておきましょう。
初代スイフト、HT51S。2001年にはラリーカーのベースとして採用された実績があり、1.3Lエンジンでありながらストレスを感じにくい車でもありました。パトカーに採用されたのも初代で、室内の広さと燃費の良さから選ばれたとの事で、一般ユースでも同じ理由で人気を博しました。買取相場は、残念ながら頑張っても数万円程度です。年式も10年前以上でコンパクトカー、という点から見ても妥当ではないでしょうか。スイフトスポーツ、HT81Sというモデルもありますが、キレイかどうかよりもどれだけレースやサーキット向けにカスタムしてあるかで値段が変わってきます。なにもカスタムしていない状態での相場は、5万円から10万円程度です。
少しでも査定額を上げるコツ、というよりかは特徴ですが、音質がいい社外品のオーディオデッキやスピーカーに換装されていることと、アルミホイールを履いている事です。それであれば、10万円程度までは届くかもしれません。
2代目のスイフト、ZC・ZD(11・21・71)系。世間により多く認知されている形のスイフトかと思います。そもそも安さが売りの車なので、年式が新しいからと言って必ずしも買取相場が高いはけではありません。ここで重要なのは、以下に大切にキレイに乗ってきたかです。1.2Lと1.5Lエンジンのモデルが追加され、買い手の選択肢も増えました。2004年11月から2010年1月まで販売され、グッドデザイン賞と日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞しました。買取相場は上がり、20万円から60万円となります。スイフトスポーツも値段が上がり、50万円から70万円と、高額査定の部類に入るのではないでしょうか。初代同様、どのようなカスタムがされているかによって、100万円台も夢ではないです。
最新車種である、ZC・ZD(72S)系のスイフト。2010年から販売されています。軽量化が施されたのに頑丈度も増し、低燃費化もされた優秀な1台です。約1年後には、世界累計販売台数200万台を達成したことからも、その人気っぷりが垣間見えます。排気量は1.2Lのみとなり、少しパワーが下がってしまいました。スポーツモデルは健在で、マニアの人達からも人気があります。買取相場はもちろん高く、60万円から100万円程です。スイフトスポーツになると、最低でも80万円から買い取ってもらえることが多いようです。
全モデルに言えることですが、コンパクトで小回りが効くが故に、壁にこすってキズをつけてしまう事がおおいみたいです。これから売却を考えている人は、ボディにキズをつけないように運転しましょう。
車種に限らず、わが子の様に大切に乗っていれば、買取相場の中でも高めの金額で買い取ってもらえる事に変わりは無いです。