スズキ・ソリオ。似た名前のソリオと間違えやすい車種です。
スズキ・ワゴンRをベースに、サイズアップや小型自動車に進化させた、キューブやbBの先駆けになった車でもあります。
ソリオという車の特徴と買取相場と、少しだけソリオになるまでの歴史に触れながら、ソリオがいくらぐらいで売れるのかを見てみましょう。
初代ワゴンRワイド。
いきなり出落ち、ではありません。
先述した通り、ワゴンRをベースにしているのですが、当時はソリオという名前ではなかっただけです。
1997年から1999年5月まで販売されていました。
ノンターボとインタークーラーターボ仕様があり、様々なニーズに対応してきました。
買取相場のほうですが、ノンターボの場合は廃車、良くても5万円まで程度です。インタークーラーターボ仕様の場合は、頑張っても10万円程度までが限界かと思います。
やはり年式だけに査定は少し厳しめです。
2代目ワゴンRプラス(→ワゴンRソリオ→ソリオ)。
これまたややこしい位置づけですが、やっとソリオという名前を付けられました。
1995年から2000年までがワゴンRプラス。
2000年12月から2005年までがワゴンRソリオ。2005年8月から2010年までがソリオです。
スズキのこだわりなのか、とてもややこしく感じます。・・・感じますよね?
ベースが一緒なだけに、あまり買取相場は高くありません。
全モデルの平均は、5万円から20万円程度です。ターボ車になると、プラス3万円程多角なる傾向にあります。
余談ですが、こんなに庶民の味方カーなのに、小型パトカーにも採用されています。
3代目ソリオ。
やっと母体の名前が取れ、晴れてソリオとして独立(?)しました。
販売期間は2011年1月から2015年8月。
パワースライドドア付きで、乗降と荷物の積み下ろしが便利になりました。
ターボモデルは無く、ノンターボ仕様のみとなります。
買取相場は年式が新しい事もあって、40万円から75万円が相場です。
低燃費を意識してか、アイドリングストップ機能搭載モデルもあり、買取価格も90万円以上にまで上がる傾向にあります。
少しデザインがオシャレなバンディットというモデルもありますが、買取相場はあまり変わりません。
4代目ソリオ。
2015年8月から販売されています。
ほぼ新車に近い状態の物が多いので、査定額も新車に近い額で買い取ってもらう事ができます。
車体の全長が少し長くなり、後部座席でもゆったり座れて、ラゲッジスペースも広くなり利便性が増しました。
買取相場としては最高額の、100万円から120万円前後となります。
ハイブリッドモデルも存在し、140万円以上するものがほとんどです。
数年先でも買取相場が急に落ちる事はあまりないかと思われます。
経歴が少しややこしい、スズキ・ソリオ。トールワゴンの大御所として、これからも中古車市場での存在が薄れない、名車です。