ダイハツ・タントの対抗馬として生み出された、スズキ・パレット。
この手の軽自動車では初の、後席両側スライドドアを採用した車です(ターボ車のTSは電動)。
2008年1月から 2013年2月までの販売で、一部改良を重ね1型から4型まで製造されました。
特別仕様やグレードによって買取相場が若干違うので、その点に注目してご自分のパレットがいくら位で買い取ってもらえるのか、予想をつけてみましょう。
1型パレット。2008年から2009年9月まで販売されていました。
ベースグレードのG以外に、サイドエアバッグが搭載。
TとTSは両側に、XとXSには助手席側に電動スライドドアを採用。最上級グレードTSには、軽自動車初のサイドカーテンエアバッグと上質なサウンドシステムが搭載されています。
全グレードにおいて買取相場の差はあまり無く、30万円から40万円ほどになります。
特別仕様車のG-Limitedというグレードもあり、キーレスプッシュスタートシステム・半ドアでも自動で全閉するスライドドアイージークローザー、専用CDプレーヤー、撥水加工シートが装備されていて、プラス5万円程買取相場が上がります。
2型パレット。2009年9月から2010年8月まで販売されていました。
スポーティなXS・TSを改良した、パレットSWが追加され、エアロバンパーやスケルトングリルが採用され、顔つきが少しカッコよくなりました。
街中でよく見かける事が多いパレットではないでしょうか。
若い女の子にも人気があります。
2型以降のモデルに共通して、プラス5万円ぐらい査定額が上がります。
Gの買取相場は20万円から30万円と少し下がります。
キーレスプッシュスタート・スライドドアイージークローザーを追加装備した中間グレード、L。
買取相場は40万円から50万円ほどになります。
一部の装備が簡素になったGSですが、なぜかLと同じぐらいの買取相場になっています。
筆者はスズキの人間ではないので理由までは分かりません(笑)
パレットSWのTSでは、10スピーカーを搭載し、車速に音量や音質が連動するシステムが付いていて、買取相場は60万円前後と少し上がります。
惜しくも2010年5月をもって廃止された装備ですが、それ故に査定額も高いです。
3型パレット。2010年8月2012年6月まで販売されていました。
CVT変速機の改良により低燃費化に成功し、エコドライブインジケーターも追加されました。
ターボモデルのTが復活したのはいいのですが、両側電動だったものが助手席後ろ側の片側だけになってしまったのが残念ではあります。
しかしターボモデルの人気は変わらないようです。
L・X共に、買取相場は40万円から50万円程で、2型のLとほとんど同じです。
2型で廃止され、3型で復活したターボモデルのTですが、50万円から60万円が相場になります。
Lをベースにした特別仕様・リミテッド。HIDヘッドランプ、LEDランプ付ドアミラー、メッキグリル、撥水加工シート、オートライト装備のハイグレードモデルで、買取相場は55万円から70万円と高めです。
リミテッドⅡの相場はリミテッドとほぼ変わらないので割愛します。
最終の4型パレット。2012年6月から2013年2月までの販売となり、それ以降は後継機のスペーシアにバトンタッチとなります。
更なる低燃費化を狙い、アイドリングストップ機能が搭載されたXSアイドリングストップ。
買取相場は60万円から75万円です。
Lをベースにエアコンやシートがハイグレードになった、特別仕様車ISセレクションの買取相場もほぼ同額です。
全型を通しての買取相場ですが、おおよそ20万円から80万円手前ぐらいに収まるようです。
乗り降りがし易く、様々なグレードからなるスズキ・パレット。
年齢層や性別関係なく、幅広い人達に需要がある車種なので、軽自動車市場でもまだまだ人気が落ちないように思えます。