室内広々使い勝手バツグンのランディ!
車の中でも一番実用性が高いであろうミニバン。いつの時代もミニバンは安定した人気を保っています。
各社それぞれミニバンを販売する中、軽自動車で有名なスズキ自動車もミニバンを出しています。
それが今回紹介する「ランディ」という車。
この車はスズキが唯一販売する8人乗りミニバンですが、人気はどうなっているのか?

今回はそんな「ランディ」の買取相場について紹介していきます。

ランディを詳しく見る

2007年に登場したこの車は、8人乗り5ナンバーサイズのれっきとしたミニバンです。
ちょうど「エブリィランディ」の実質的後継車にあたり、日産セレナからOEM供給を受けた車両で、スズキはセレナを供給してもらう代わりに、「アルト」を日産に供給したとされています。
その後2010年に本家であるセレナがフルモデルチェンジしたのを受け、この車も2代目へとなったのです。

とは言っても基本となる部分はセレナと同様で、グレード展開はセレナより少ない設定となっています。
ということで、ランディはセレナとほぼ変わらない車となっているわけですが、果たしてこの車の買取相場はどのようになっているのでしょうか?

ランディの買取相場の価格と動向

まず、この車のグレード展開から紹介しますと「2.0G」「2.0X」「2.0S」の3グレード設定となります。
そのうち「2.0S」が235万円~となり、「2.0X」が250万円~、「2.0G」が280万円~となってます。
また、各モデルに2WDと4WDの設定があり、4WDは2WDに比べて20万円ほど高くなっています。
さて、続いてこの車の中古車市場を見てみますと、中古車としてのこの車の珠数はとても少なく約60台前後。
また、この車の中古車販売価格帯は25.8万円~275万円と、比較的お求め安い価格とされています。
中古車としての珠数が少ない割にお求め安い価格設定となっているところを見ると、この車の相場は、あまり良いとは言えないというのが正直な印象です。
その要因は、やはりセレナの人気があまりにも高いというのが一番の要因だと言えます。
消費者というのは、同じものが存在する状況では知名度の高い方を選ぶ傾向にあるので仕方のないことです。
さらには大半の人が「スズキ=軽自動車」というイメージを持っているので、存在すら知らないという人も多いのです。
そのような状況を考えると、この車の買取相場があまり良くないという現状も納得できます。

では実際この車がどのくらいの相場で取引されているのかを見ていきましょう。
この車の中で、買取がもっとも高値とされている車両は平成26年式の「2.0G・4WD」で145~170万円とされています。
ちなみに平成26年式「2.0G・4WD」の新車価格は308万円ですから、130万円程値落ちしていることになります。
そして続いて平成25年式「2.0G・4WD」で139~164万円、同年式「2.0G S-ハイブリッド」で122~147万円と続きます。
また、この車の初代モデルである平成19年式となりますと、その買取相場は11万円~36万円と低めです。

というように、車としての性能や実用性だけを見れば、十分期待の出来るレベルなのですが、売りとなると、グレード設定の乏しさや知名度の低くさなどからやはりシビアになってしまうというのが現状です。

ランディ買取相場のまとめ

さて、今回はこの車の買取相場を中心に紹介してきましたが、セレナのOEM供給を受けているこの車の買取相場は、あまり期待の出来るものではないというのが現状です。
とは言え、車としてミニバンとしての性能は高いものを持っていますので、全く売れないということではありません。
今後この車を売却しようと検討されているのであれば、日常使いの際キズなどを付けないようにするなどの気配りが必要となってきます。
特に買取において人気があるとは言えない車種に関しては、少しのキズでも大きなマイナスとなる可能性が高いので、出来る限り綺麗な状態を保つことを、日頃から心がけるようにしましょう。