スバルの顔ともいえる、インプレッサ。1992年から近年に至るまで、三菱・ランサーエヴォリューションと肩を並べる日本のスポーツカー代表ともいえる存在です。一般ユーザー向けのグレードなども販売されているので、誰でもインプレッサに乗れる時代にもなってきました。
人気の高い車種なので、古い年式のモデルでも買取相場は高く、中古車市場ではその名が廃れる事を知りません。もっと高く売りたい!と思っても、グレードによる差がありすぎるので、査定額を底上げするのは難しいです。逆に、それぐらい素体がいい車ともいえます。
ですので、自分のインプレッサは売れないんじゃないだろうか?、と心配する必要はあまりないように思えます。最新車種を除いてあまりFF車を持っている人は少ないかと思いますが、一応FFと4WDを比較し、実際の買取相場がどのようになっているのかを記していきたいと思います。ご自分の持っている車検証と見合わせて、おおよその査定額を予想しましょう。
初代インプレッサ、GC・GF系。販売当初から2000年まで発売されたモデルです。一般的なセダンタイプ・2ドアのハードトップタイプ・スポーツワゴンの3つのタイプがあり、スポーツワゴンはスバルが世に定着させたジャンルでもあります。
排気量は、1.5L・1.6L・1.8L・2.0Lの4種類からなり、ターボ搭載は2.0Lのみとなります。
これだけ前の車種なのに、最低でも5万円からの買取と少し高めです。ターボ搭載車にもなると20万円近くにもなります。ここらへんはやはり4WDスポーツの王者、引けを取りません。無論、車体のコンディションにもよりますので一概には言えません。駆動方式がFFの場合は廃車コースまっしぐらなんてことも。WRX STi verにもなれば、30万円ぐらいにはなるハズです。
2代目インプレッサ、GD・GG系。2000年8月から2007年まで販売されたモデルです。前期型のWRXセダン北米仕様では、性能とのギャップがあるカワイイ丸目ヘッドライトが印象的でした。ここからは値段が一気に上がり、近年の新車に手が届くぐらいの額にもなりえます。6速モデルが導入されたのも2代目からです。
FF車の買取相場は低く、5万円から15万円程です。4WD車では幅が広く、10万円から100万円程で、WRX STi verの場合100万円から180万円ぐらいまでが相場になります。
中古車でこれだけの査定額が付く車種はあまり無いように思えます。
3代目インプレッサ、GE・GH・GR・GV系。顔つきが近未来寄りになり、一般ユースも重視されたラインナップになりました。もちろん、WRX STi verもあるので、走りを楽しみたい人もワクワク出来ます。
販売期間は2007年11月から2011年まで(WRX STi verは2014年8月まで販売)。6速マニュアル車はWRX STiのみです。
FF車に関しては、50万円から100万円。4WDは70万円から120万円までが相場となっています。WRX STi verの買取相場は非常に高く、140万円から230万円となり、昨今の低燃費車を新車で買える値段で売れます。ここまで来たら、恐れるもの無しで売ることが出来るのは言うまでもありません。
最新車種のインプレッサ、GP・GJ系。2011年から販売されていて、一般ユースを意識しつつも運転する喜びを味わう事の出来るモデルになりました。WRX STi verは、見た目が少しスパルタンになり、より魅力的になりました。
FF車の買取相場は、70万円から120万円です。4WD車の場合は、75万円から130万円と、FF車とはあまり差が無いように見えます。安全装備のアイサイトが付いているグレードではプラス10万円ぐらいです。
WRX STi verはやはり買取相場が高く、160万円から260万円にもなります。物好きであれば、初代か2代目のインプレッサを中古で買って改造して、サーキットで遊んだりできちゃいますね。
スバル・インプレッサ。この車を持っている人は恐らくマニアの方かと思います。買取相場が高くて、いいお金になる事も知っているはず。時が経ってもまだまだ査定額が急降下することは無いので、今のうちに飽きるまで乗って(もちろん大切に)、次の世代にインプレッサの良さを伝える形で高額売買したいものですね。