スバル・フォレスター。
1997年から販売され、スバルを代表するクロスオーバーSUVで、オフロードも高速道路も走る事の出来る車として注目を浴びました。
大きすぎず小さすぎず、丁度いいサイズ感と走行性能のフォレスターの買取相場を挙げていきます。
普段見る事のない車検証と照らし合わせながら、査定額をイメージしていただければと思います。
初代フォレスター、SF系。
1997年2月から2002年1月まで販売されました。
セダン車の様な長めのボンネットが特徴的で、排気量のラインナップは2L・NAとターボ、2.5L・NAの3つになります。
NAのMT車にはクロスオーバーSUVでは珍しく低速副変速機が搭載され、より幅広い用途に対応しています。
気になる買取相場ですが、ターボ車やスポーツ色の強いSTiモデルなどでは良くても10万円程で、それ以外はほぼ買取額は付かず、廃車になる事が多いです。
車内がキレイで状態が良く、走行距離が少なければベースグレードモデルでも3~5万円程であれば付くことが多いようです。
2代目フォレスター、SG系。
2002年2月から2007年11月まで販売されました。
2Lターボのパワーは少し下がったものの、街乗りに対しての乗り心地と運転のしやすさは向上し、見た目も少しワイルドさが強調されました。
2.5L車には新たにインタークーラーターボエンジン搭載に加え、6速マニュアルを採用することによって走りの楽しさが増しました。
買取相場は少しあがり、13万円から25万円が相場になっています。
クロススポーツモデルに関しては30万円まで査定額が付くこともあります。
オンロードに重点を置いたSTiモデルの場合、なんと70万円から85万円で買い取ってもらえます。
STiの名の威力は絶大ですね。
3代目フォレスター、SH系。
2007年12月から2012年10月まで販売されました。
先代よりも車高が高く、よりクロスオーバーSUVらしい見た目に。
ボディーサイズは、後席広くして欲しいとのユーザーからの要望もあり、リアオーバーハングを抑えつつ広くなりました。
サイドアンダーミラーが全グレードの標準装備になり、運転時の安全性能も向上したのが特徴と言えます。
買取相場は80万円から120万円と、先代に比べて査定額の上がりが大きいです。
特別仕様のプラチナセレクションやレザーセレクションなどがありますが、2.3万円程度の差しかないので、あまり気にする事も無いかと思います。
4代目、現行車種のSJ系。
(SJと聞くとジムニーを思い出してしまうのは私だけ?)
2012年11月より販売されています。
外観ですが、前後左右どこからみても初代の面影があまりなく、とても近未来でスタイリッシュな形になりました。
アイサイト(スバルの衝突防止安全装置)やアイドリングストップ機能も装備の中にあるので、クロスオーバーSUVだからといって時代遅れな訳ではありません。
年式も新しいので、買取相場が低いのでは?という心配はあまり必要ありません。
140万円から220万円までが相場のようです。
2015年以降の年式になるとまだ査定台数が無く、相場はまだ出ていませんが、恐らく200万円代後半から300万円前後になるかと予想できます。
キレイな状態を維持して乗る事に越したことは無いですね。
「森をはぐくむもの」の意を持つ、スバル・フォレスター。
買取査定に出す前に、車と一緒にはぐくんできた思い出をもう一度思い出してから、業者さんに見てもらいましょう。