えっ!?これがダイハツの車?と疑ってしまいたいくらい大型セダンの「アルティス」。
「ダイハツ=軽自動車」というイメージが強いので、軽自動車しかないと思われがちですが、普通車だってしっかり販売しているのです。それも大型セダン!
とは言っても直接製造しているわけではなく、トヨタ「カムリ」からのOEM供給を受け販売されているのです。
そんなあまり知られていないマイナーな車ですが、その買取相場はどんな感じなのでしょうか。
マイナーな車だけに買取相場が気になります。
というわけで、今回は「アルティス」の買取相場について調べてみましたのでご紹介したいと思います。

アルティスってどういう車なの?

まずこの車の買取相場について紹介する前に、この車は一体どういう車なのかを説明しますと、この車が誕生したのは2000年、北米でも大人気のトヨタのミドルセダン・カムリのOEM供給を受け、販売がスタートしました。ダイハツとしては珍しい3ナンバー車の販売です。
発売当時は140馬力の2.2Lハイメカツインカム直4エンジンのみのリリースで、駆動方式はFFと4WDの2設定。
安全装備も充実しており、全車にデュアルエアバッグ、ブレーキアシストなどの様々な安全装備を標準装備となっています。
その後、この車は発売から10年、一度は消滅したものの2年ぶりの2012年に見事復活。
現在4代目が現行モデルとなっており、いずれもカムリ同様ハイブリッド車のみの販売となっています。

というように、どちらこと言うとこの車の存在すら知らないという人の方が多い中で、およそ12年間という結構長い間販売され続け、今もなお販売され続けています。

さて、そんなアルティスですが、果たして買取相場はどのようになっているのでしょうか?
その気になる買取相場を見ていきましょう。

アルティスの買取相場は?

まず、中古車市場でのこの車の状態を見てみますと、真っ先に感じることは極端に台数が少ないということ。
さらに、この車が現在中古車として市場に上がっているのはいずれも新しいモデルのハイブリッド車のみです。
この車のハイブリッド車は2012年から発売となっているのでそれ以降のモデルということになります。
ちなみこの車の中古車としての在庫数は、全国でも10台ほどしか珠数がないというのが現状です。
という状況を考えますと、いかにこの車がマイナーな車なのかがわかります。
それもそのはず、この車の本家であるトヨタ・カムリでさえあまり知られていないマイナーな車なので、それ以上に認知度の低いこの車の現状を考えると、中古車台数も極少になるのもうなずけます。

ではここで、この車がどのくらいの買取相場となっているのかを見てみます。
この車の中で一番高額な相場となっているのが、平成25年式「ハイブリッド Gパッケージ」で115~140万円。
次に平成24年式、同じく「ハイブリッド Gパッケージ」で102~127万円となっています。
また、ハイブリッド車以外ですと平成21年式「Gリミテッドエディション」がもっとも高く、その相場は32~41万円とされています。
それ以前である平成20年式の車両になってきますと、査定額がつかないというケースも多々ありますので、実際のところは現車を査定してみないと何とも言えないですが、年式の古い車両に関してはこのような現状です。

また、買取の相場が一番良いとされている平成25年式「ハイブリッド Gパッケージ」で140万円という額も、新車では323万円という価格設定の車ですから、3年落ちでおよそ180万円値崩れしていることになります。
中古車としての人気もイマイチという状況を考慮しますと、この車の買取相場はあまり期待できないと言えます。

最後に、アルティスの買取相場について(まとめ)

今回アルティスの買取相場について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
結論的にこの車の買取額はあまり期待出来ないということになりますが、ただこのような超マイナー車というのは、希少価値が付きやすくなるという可能性もあります。
とは言っても希少価値のつく車両は基本的にすべてにおいて「美車」でなければなりません。
もし「美車」であるという自信があるようでしたら、ぜひ一度査定してもらう事をオススメします。