ダイハツのコペンは、オープンカーという確実に趣味性の強さが高く、熱烈なオープンカー好きにはとても人気を集めている車両ですが、決して万人受けするとは正直思えない個性的なだけに、この車の買取相場が非常に気になるところです。
そんな気になるこの車の買取相場について今回紹介していきますので、現在コペンを所有しており、そろそろ売却しようかな?なんて考えはじめたという方は参考にしてみてください。

コペンはどんな車なのか?

まずこの車について紹介しますと、1999年に東京モーターショーに登場し、その後の2002年より発売した軽自動車で、オープンカー仕様の2シータースポーツカーです。
軽自動車のオープンカータイプは珍しく、一部のオープンカーやスポーツカー好きにはとても人気があったのですが、最近での軽自動車の人気動向はやはり利便性が最重視されている時代であり、この車のように個性的な車というのはやはり不利だと言わざるを得ない。
そしてその時代の流れを受け、ダイハツコペンも遂には販売終了となったのだが、驚く事に2014年にナント復活!!
再びコペンファンを沸かせることとなったのです。
販売終了となり再び復活するということは、よほどこの車の人気が高かったという事が言えるでしょう。

コペンの買取相場を知ろう!

この車の現行モデルはかなり少なく、まだ殆ど出回っておらず現行モデルに関してはここ暫くは売却する人はいないでしょう。
ちなみにこの現行モデルは先代に比べて明らかにスポーティモデルへとに進化されており、アクティブトップが標準装備のクーペカブリオレの「ローブ」と、多面体ボディと多面体グリルを採用した「エクスプレイ」の2モデルの設定です。
また、低排出ガス性能、また燃費性能の向上など、見た目はもちろん機能性能も充実した特別なモデルなのです。

さて、現行モデルはまだ出回らないとなると、査定の中心となるのは2012年まで販売されていた初代モデルとなるでしょう。
この車は2002年から2012年と約10年もの間販売されていたということもあり、グレードや特別仕様などは意外と豊富に出ています。
モデルは電動式のルーフの「アクティブトップ」と脱着式の樹脂ルーフの「ディタッチャブルトップ」がありますが、コペンはオープンカーであることが魅力的な重要要素なので、当然自動で開閉が出来る「アクティブトップ」が査定も有利でしょう。
オープンになるのは良いけど、手動で屋根を開けるなど何かちょっとカッコ悪いような気もしますからね。

さらに標準モデルよりも査定額に期待が持てるのはやはり特別仕様車の方が高い付加価値を生み出すと言っても良いでしょう。
その対象となる車両はアルティメット系である「アルティメットエディションS」や追加で生産された「10thアニバーサリーエディション」などと言った車両は台数も少なく、内外装の状態が良ければ期待通りの査定額も付くはずです。

個性が強い車両なだけに付加価値が付きやすい

何度も言いますが、この車は実用性うんぬんというより確実に趣味性の高い車両です。
この車の人気は高いとされていても、実用性のある軽自動車ほど売れてはいません。
ただこの車には限られた一部の熱狂的なファンが存在することから、美車であればあるほど高い買取相場が期待できます。
また、旧型においてもコレクション的な感じで欲しいというファンも存在しているので、旧車だからと言って諦めることはありません。
もしかしたら期待以上の買取相場が付くかもしれません。

ダイハツ コペンの買取相場について

この車の新車時の価格はCVTが179.8万円から、5速マニュアルが181.9万円からとなっており、軽自動車としては上級クラスの車両です。
ただこの車が一般ユーザーに人気を得ようとするタイプの車両ではなく、スポーツカー仕様のデザインと走行性能を持っているからであり、その特別性が、一部のコアなファンに高く支持され、買取相場でも価値が下がり切ってしまうという事に繋がっているのです。
今後もある程度の水準はキープしていくでしょうから、売却するまで綺麗に大切に乗り続けることが重要です。