「ミラ」や「ムーブ」をベースにトヨタとの共同開発で創られた車がこの「ブーン」です。
コンパクトな車体で小回りが利くので運転しやすいと好評で、ちょうどトヨタが販売する「パッソ」の姉妹車に位置します。
また、小柄ながらエンジンパワーもあり加速も十分、室内も空間も使いやすい様十分なスペースが確保されていますので、パッソ同様、日常使いの足車としては重宝する車となっていると言えます。
今やコンパクトカーの存在は、車業界になくてはならない存在。
そんな、コンパクトカーを代表するかのようなフォルムと実用性を兼ね備えているブーン。
いったいこの車の買取相場はどのくらいなのでしょうか?
気になるブーンの買取相場について調べてみました。
ブーンとは、こんな車です
この車は「小粋な街乗りスマート・コンパクト」というコンセプトのもと創られました。
ダイハツはこれまで、トヨタと共同で企画や開発などを進める体制でありましたが、今回からは一変、ダイハツ自ら企画や開発、生産まで全てを担う形のOEM化でトヨタとの協業を高めたのです。
そんなブーンの魅力といったら、やはり「使いやすさ」にあるでしょう。
運転席をちょっと高めに設定し、大きめのサイドウインドウなどにすることでより視界良好となり、運転していても周囲が見づらいということもありまえんので、とても運転しやすいのです。
また、独自の「イーステクノロジー」を採用しているので燃費性能のレベルも高く、ガソリン消費量は、1リットル当たり27.6㎞の走行が可能とされています。
実用性、経済性など、ますます使いやすくなってきたという印象のブーンですが、買取相場はどのようになっているのか見てみましょう。
これが、ブーンの買取相場
さて、一通りこの車の事がわかったところでこの車の買取相場について紹介していきます。
まずこの車の現行モデルですが、2016年4月にフルモデルチェンジが行われ発売から日がまだ浅く、さすがに売却するという人はまだいないので、買取での中心は前モデルとなります。
2014年から販売されていた2代目モデルですが、グレードは全部で4種類の設定で、「CL」「CLリミテッド」「CL・4WD」「CLリミテッド・4WD」となっています。
なかでもベースグレードである「CL」の新車価格は1,263,600円で、一方上級グレード「CLリミテッド・4WD」の新車価格は1,549,800円となっております。
新車価格を見る限りでは、それほど価格高という印象はありませんね。
では中古車市場でのこの車の動向はどのようになっているのでしょうか?
中古車市場を見てみますと、この車の在庫台数はおよそ170台と流通量は少なめとなっており、このように中古車市場での流通量の少なさは、トヨタ・パッソの存在があるので当然のことです。
さて、この車の買取相場を見てみますと、「X4 ハイグレードパック」が一番高値とされており、平成20年式の「X4 ハイグレードパック」で91~115万円となっています。
次に平成19年の「X4 ハイグレードパック」で90~114万円、平成18年式では81~103万円とされています。
ちなみにこの「X4 ハイグレードパック」というのは、ターボエンジンを搭載し、足まわりを固めた、いわゆるモータースポーツ用をベースに作られた車両で希少価値もあるので買取も期待できるのです。
一方、通常モデルになりますと、平成25年式の「CL」がもっとも高く相場は57~73万円。
次に平成24年式の「CLリミテッド・4WD」で46~58万円となり、平成23年式「1.3 CX」の31~39万円と続きます。
というように、「X4 ハイグレードパック」のターボ車に関しての買取相場は良いとされている一方で、通常モデルになると買取相場は一気に下がってしまうというのが印象。
これは他にも強豪が揃っており、それら強豪と比べると明らかにこの車の知名度も落ちますし、さらにはパッソの方が圧倒的に人気あると言えます。
そういった悪条件が重なってしまっているのが、通常モデルの買取相場の低さと考えられます。
とは言ってもコンパクトカーとしては十分な内容の車ですから、需要がないわけではありません。
買取相場が低いとされているからといって諦めるのではなく、一円でも高く買い取ってもらうために、日頃から綺麗に使うということ、そしてメンテナンスはしっかり行うように気を付けましょう。