2004年9月から販売されている、トヨタのミニバン・アイシス。
英表記はISiS。近年世界を震わせた(今も震わせている)某過激派組織と名前が似ているが、エジプトの豊穣の神イシスからとった名前なので、関連性は全くありません。
形としては、前半分はWISH、後ろ半分はノアやヴォクシーをベースにしている。
初代モデルのみの取り扱いで、2007年5月までは前期型、それ以降はマイナーチェンジを経て後期型となっています。
買取相場の方はどうなっているのでしょうか。前期型と後期型の特徴を交えながら挙げていきたいと思います。
前期型アイシス。2007年4月まで販売されました。
車内スペースが広く、乗降性と居住性に優れ、特にファミリー層に人気があります。
一番の特徴は助手席側の後部スライドドア。助手席ドアと後部スライドドアの両方を開けると、ピラーレスのパノラマオープンになり、様々な用途で使える。
排気量は1.8Lか2.0Lの2つで、どちらを選んでもストレス無く走る事が出来る様に作られているので、荷物をたくさん載せても、7人乗っても余裕で走れる。
駆動方式はFFと4WDの2つで、雪が降る地域のユーザーにとっても嬉しい仕様になっています。
ベースグレードのLですが、買取相場は低くめの5万円から10万円。年式が古いのでしょうがないのかもしれません。
廉価版のXセレクションの場合、査定額がゼロになる事も。社外ナビ等が付いて入ればお小遣い程度にはなるかもしれません・・・。
上位グレードに値する、G。15インチアルミホイール、HIDヘッドライト、本革巻きハンドルとシフトノブが装着されたりと、ワンランク上の仕様になっています。
買取相場はあまり上がらず、13万円から20万円ほど。ヘッドライトのレンズが黄ばんだり曇ったりしている場合査定額が下がってしまう事があるので、ホームセンターで売っている薬品で磨いてクリアにしておくと下がりにくくなります。
Gにスポーティなエアロや機能が加わった、プラタナ。
見た目だけではなく、7速スポーツシーケンシャルシフトが装備されているので、走りを楽しむにも充分。
買取相場は少し上がり、20万円から32万円程になります。
専用室内色や両側パワースライドドアなどを装備した特別仕様、プラタナGエディションの場合、5万円ほど査定額が上がります。
前期型は年式が古い事もあって、なかなか高額売買が出来ないのが難点です。
後期型アイシス。
2007年5月から販売され、現在でも細かい仕様変更などを行いつつ販売されています。
全体的にスポーティな形になり、一部グレードにはパドルシフトが装備されています。
両側パワースライドドアが標準装備になった事で需要もいい気に上がりました。
ベースグレードのL。前期型との違いはヘッドライトがプロジェクター式になった事です。
買取相場は40万円から80万円。前期型に比べれば査定額は高い方かと思います。
Xセレクションの場合は10万円程査定額が下がってしまいます。
Gに関しても買取相場は上がり、60万円から100万円程になります。
スポーティエアロ装備のプラタナも健在。買取相場は80万円から130万円。
高級感の強い、プラタナVセレクションになると査定額は170万円にまで上がる事もあります。
前期型や後期型は勿論ですが、グレードと車の状態によっては査定額が上がりも下がりもするので、車検証をしっかりと確認する必要があります。
ファミリー層に人気が高い車は、型落ちやベースグレードのものでも需要が高いので、これからもまだまだ高額で買い取ってもらえる可能性は高いです。