2011年から製造・販売されている、トヨタ・アクア。
ハイブリッドカーが当たり前の様に扱われてきた昨今で人気を集め、買取相場が高い位置にある車種の一つです。

最新型のプリウス(4代目)は、1800ccで、全長4.5m全幅1.8m全高1.5mに対し、アクアは1500ccで、全長4m全幅1.7m全高1.4mと、一回りコンパクトに設計されています。
燃費の方も、トヨタの公表値だとリッターあたり37kmも走ることが出来るとされています。(G’sモデルはリッターあたり約25km、X-URBANは33.8km)
余談ではありますが、アクアはプリウスの派生系と言う事で「プリウスC」という分類分けがされていて(プリウスCのCは「cityのc」)、実はプリウスファミリーの一員なのです。

ノーマルグレードにあたる、グレード「L」、「S」、「G」
Lは、完全に燃費がいいコンパクトハイブリッドカーが欲しいだけの人向けのグレードで、Sはカラーバリエーションが欲しい人向けのグレードになります。
Gは、衝突防止の単眼式レーザーレーダー、脱線防止のステアリング制御、明るさを検知して自動で点いてくれるオートマチックハイビームの3つが装備されていて、安全装備も欲しい人向けのグレードになります。(Gブラックソフトレザーセレクションという合成皮シートのグレードもあります)

アクティブでアウトドアが好きな人には、X-URBANというモデルがあります。
最低地上高を約20mm上げた専用サスペンションが付いていて、段差を気にすることなく走れるので、ちょっとしたアウトドアに向いています。グレードGと同じく安全装備もついているので、安心して林道をドライブできます。

スポーティな車が好きな人の事も忘れず、G’sグレードも用意されています。
ボディ剛性が上がったことによる安定したコーナリング。硬すぎないサスペンションによる、乗り心地を犠牲にしない程度のしなやかな足回り。マイナス25mmの丁度いいローダウン。17インチのハイグリップタイヤとアルミホイール。サーキットを走る事も出来る仕様になっています。

そんなアクアは各グレード共に買取相場が高く、安くても70万円台、高額な物になると200万円台にもなります。平均相場では、100万円台が最も多いようです。

台数で言えばプリウスよりも少ないですが、アクアの「コンパクト」「低燃費」「カラーバリエーション」という点は、昨今のダウンサイジングされていく車事情にピッタリ当てはまる車かと思います。アクアの中古車市場の買取相場としては、販売されてから年々買取金額が上がっていて、高額で売買されている傾向にあります。

低燃費だけではなく、「コンパクトで扱いやすい」「ちょっと特殊仕様なハイブリッドカーが欲しい」という人が増えつつある現代。
今このタイミングで査定に出せば高額で売買できる可能性が高い車種なのではないでしょうか。