「欧州車を超えるトヨタの欧州車」をコンセプトに作られ、お洒落でスタイリッシュなデザインが特徴のアベンシス。
そんなアベンシスですが、多くの人が知っているという車ではなく、むしろマイナーな車であると言えます。
とは言え欧州車を意識しているだけにデザインはとても上品で、走りについての静粛性にも優れ、乗り心地もとても良いので、長時間ドライビングを続けていても、疲れる事の少ない車です。
見た目も走りも上品で落ち着いているこの車は、特に大人な男性から高い支持を得ています。
トヨタのお洒落な車「アベンシス」ですが、少々マイナーな車ということで、買取相場はとうなっているのだろうか?
今回はそんな車の買取相場について紹介していきます。

アベンシスワゴンって!?

この車は1997年にカリーナE(日本車でいうコロナ)の後継車として登場しました。
ただ、この車の登場が欧州向けとされていた為、日本国内ではこの車の知名度はあまり高いというわけではありません。
そのため、この車をあまり目にしたことがない。存在自体知らない。と言った人も多いかもしれません。
当初は「セダン」「ハッチバック」「ステーションワゴン」の3タイプの設定がありましたが、フルモデルチェンジを受けるにつれラインナップから外れ、2008年にフルモデルチェンジ後の3代目からは、ステーションワゴンタイプのみの販売となり現在に至るのです。
というように、欧州車の良さをうまく取り入れている車となりますので、スタイリッシュなデザイン、高い走行性能、さらには居住性を求める方に最適な車です。

アベンシスワゴンの買取相場はどうなっているのか

まず、この車の中古車市場における動向をみますと、まず2003年~2010年に生産されていたセダンタイプがおよそ70台。
そして、現行のワゴンタイプが日本で販売開始となった2011年からの車両はおよそ130台と全体的に流通量は少なめです。
では買取市場を見ていきますと、買取でメインとなるモデルは2011年式以降からでグレードは「Li」とされています。
ではまず「Li」の買取相場から紹介していきます。
「Li」モデルで、もっとも買取額が高いとされている車両は、平成27年式で179~204万円。
次に平成26年式の146~171万円、さらに平成25年式で118~143万円となり、平成24年式110~135万円と続きます。

もう一方、ベースグレードの「Xi」の買取相場を見てみましょう。
「Xi」モデルで、もっとも買取額が高いとされている車両は、平成27年式で140~165万円。
次に平成26年式で122~147万円となり、平成25年式 114~139万円で、平成24年式 90~114万円と続いていきます。

以上のように、これがこの車の買取相場とされており、「Li」の高年式で状態の良い車両が買取でも期待が持てる車両となります。

ではここで、この車の半月間の買取平均価格を見てみますと、現在の買取平均価格は115.1万円でした。
一方6ヵ月前の買取平均価格は132.2万円でしたので17.1万円値下がりしています。

以上、全体的にこの車の買取相場を見てみますと、相場自体あまり良い買取額は望めないというのが正直なところです。
また、この車は年式が古くなればなるにつれて価値も下がり、同時に相場も下がっていくということが考えられます。
今後、この車を売却しようと検討している方は、年式が新しく状態の良い時期に考えた方が良さそうです。

最後に、アベンシスワゴンの買取相場について

いかがでしたでしょうか。
今回はアベンシスワゴンの買取相場について紹介してまいりましたが、相場自体はあまり良いとは言えない状態でした。
そもそもこの車は欧州への志向がとても強い車ですので国内での人気は今ひとつという部分が正直あります。
とは言えこの手のマイナーな車というのは、高い確率でマニアックが存在し、そういった人にはピッタリはまるかもしれません。
マイナーな車になればなるほど、マイナー車に詳しい専門店で売却した方が、一般の買取業者よりかは高く売却出来るかもしれません。

いずれにせよ、この車は欧州車のようなスタイリッシュなデザインでとてもカッコ良い車ですから、この車が欲しい!という人がきっといるかと思われますので、その日の為に日頃から手入れを怠らないようにしてください。