買取相場の前に、トヨタ・アリストとは、1991年から2004年にかけて販売された高級セダンです。レクサス・GSとして国外で販売されていて、国内での名前がアリスト。
同じくトヨタ社のスープラに搭載されているターボエンジンと同じ物が搭載されている為、国内最速セダンと言われています。
VIPカーのベースになることは勿論のこと、先述したエンジンの特徴により、ドリフト車に改造するベースとしても用いられる事があります。
「これぐらいの査定額でしか買い取ってもらえないのか・・・。まぁいいや」とあきらめたこと、無いですか?
なにも高級セダンだからと言う訳ではなく、軽だろうがワゴンだろうがトラックだろうが、ちゃんとした相場通りの価格かそれ以上の値で売りに出したいのが本音ですよね?
ここでは、アリストの買取相場を記していきます。少しでも損をしないように、頭の片隅にでも数字を入れておきましょう!
初代アリスト、JZS14#型。1991年から1997年にかけて販売されました。
同じトヨタ社のクラウンマジェスタの姉妹車で、空気抵抗が低い事と馬力の高さで優秀なスポーツ性能を持った高級セダンとして人気がありました。
見た目からは想像の付かない加速力と最高速度に、周りの人達が驚くほどだったと言われています。
アリスト全般に言える事ですが、初代から最終型にかけてとにかく盗難率が高い。
それだけ好き好んで乗る人がいると言う事は、良い値段で売れるはずですが、実際はどうなっているのでしょうか・・・。
買取相場ですが、現状はなかなか厳しく、高くても5万円程です。
1994年8月以降のマイナーチェンジの物でも、8万円から12万円程度が相場となっています。
いくら人気の車種と言っても、年式の古さゆえの値下がりはしょうがないのかもしれません。
まだ廃車になりにくいだけましだと思いましょう・・・。
2代目アリスト(最終型)、JZS16#型。1997年から2004年にかけて販売されました。
4つ目ヘッドライトが採用され、外国車さながらの見た目になりました。最近よく見かけるアリストは、この形が多いです。先代にあった4WDは廃止され、駆動方式はFRのみになりました。
本モデルのプラットフォームは、以降のトヨタのFR車ベースにもなるほどの影響を与えたそうです。
2000年7月にマイナーチェンジ時には、4速ATから5速ATへと変更され、ストレスのない加速が実現されました。
買取相場は、前期型で10万円から25万円、後期型で30万円から40万円程になります。
特別仕様になると査定額は上がり、10thアニバーサリーエディションでは60万円前後、ヴェルテックスエディションでは70万円から110万円程になります。
木目調がインテリアに施されたウォールナットエディションでは、60万円から85万円程になります。
10年以上前の車なのにここまで査定額が付くのはうれしいですよね。
「古い車だからね、買取額はゼロに等しいよ」と言われても諦めないでください。他の業者さんだったら変わるかもしれませんよ。
高級車でもありドリフトカーにもなりうる、トヨタ・アリスト。
少子高齢化の昨今に合った車ではありませんが、年式の割にはまだギリギリ売れる車というだけでもましだと思いましょう・・・。
ネットでの一括査定でまとめて、複数の業者さんに見てもらうのもおすすめです。