ウィッシュの買取相場は・・・
2003年にトヨタから発売されたのが初代ウィッシュ。
ウィッシュは5ナンバーサイズのミニバンで、そのライバル車にあたるのがホンダのストリームである。
ストリームとはボディサイズもほぼ同格であり、直列4気筒1.8リッターエンジンを積んだウィッシュの売れ筋グレードは、ストリームよりも1万円ほど安い価格設定とし、
さらにウィッシュの内外装はとても上質で、3列目は少々狭いものの荷室をアレンジすると荷物の収納がしやすく、当時ステーションワゴンの数が激減したことで、
ステーションワゴンユーザーを取り込むことに成功し、販売台数はライバル車であるストリームを大幅に上まわる結果となりました。

そして2009年にウィッシュはフルモデルチェンジを行い2代目ウィッシュが誕生。
当時、低床ミニバンであるストリームを含め売れ行きが低迷されていたのだが、ウィッシュは好調に売り上げていた。

その背景には、5ナンバーサイズのミドルワゴンが無くなったことや、カローラフィールダーという5ナンバーサイズのワゴンがあるが、サイズ的に少々小さ過ぎる。
レガシィ―ツーリングワゴンは逆に3ナンバーになってしまって大き過ぎる。

ちょうどその中間にあたる、小さ過ぎず大き過ぎずのベストなサイズがこのトヨタウィッシュと言う事だ。

ウィッシュのグレードである1.8Xは横滑り防止やサイドエアバック標準装備で185万円と、とてもお徳でお手頃な価格設定である。
このような絶妙な位置づけにあるウィッシュは、中古車市場においてもたいへん人気の高いクルマと言え、
初代ウィッシュだとだいぶ年式も古くなってしまっているが、そこそこ良い条件で買取価格がつくのではないだろうか。

また、現行モデルであるウィッシュ2代目については低床ミニバンの定番となっている為買取相場も高値安定型となっているようです。
特にグレード「S」や「Z」などのエアロパーツを装着したグレードは買取査定としてもとても有利とされているグレードです。

エアロパーツが装着されておりオーバーフェンダーと幅が少々ワイド化されており、3ナンバーとなってしまうが、スポーティーでとても見栄えが良く、
若年層にはとても人気が高く、中古車で購入したいというユーザーも多く需要が高いのでそちらも高額査定が見込めます。

一方で、いくら中古車市場で人気の高いクルマとされていても、それはあくまでウィッシュの状態が良いということが前提となるのです。

ボディに傷や凹みなどがあれば当然マイナス査定にもなりますし、内装のシートが汚れているだけでもマイナス査定にもなります。
他にも買取査定には走行距離などにも関係し、距離数が少なければ少ないに越したことはありませんが、買取査定で一番気を付けていただきたいのがなんと言っても見た目の綺麗さです。

あなたのクルマ(ウィッシュ)を査定するのも同じ人間です。
「この車はとても綺麗に乗られていたんだな」と思ってもらえればクルマ全体の印象も良くなるのでその分プラスになることもあるのです。
ですので、出来る限り綺麗にすることをおすすめします。

また、装備品についても純正ナビゲーションやETCなどの装備がついていると、さらにプラスに生じることでしょう。

ウィッシュは基本的に高い水準値が求められる車種ですので、その水準をクリアすれば良い買取価格が付くことでしょう。
その反面、残念ながら水準をクリアしていない場合は少々シビアな結果になることもあるようなので、その辺は実際のクルマを査定して見ない事には何とも言えな部分であります。

ちなみに、ウィッシュは2007年式から買取市場での流通台数が減っているため、2007年以降のモデルでウィッシュの状態が良好であるならば、もしかしたら予想以上に高い買取査定が期待できるかもしれません。

また、ウィッシュを売却するのであれば、今ウィッシュが欲しいという買取業者に売却するのが一番です。
今は一度で10社ほどの店舗に一括で買取査定が出来るサービスがあるので、ウィッシュの売却を検討中であればそのようなサービスを積極的に活用することをオススメします。

最後に、ウィッシュに限らずクルマの買取相場は時間と共に下がっていくのが基本です。
売ると決めたら早めの行動が良いです。