クラウンと肩を並べながら、大衆車として普及してきた、トヨタ・カローラ。
最新車種に至るまで実に11回ものモデルチェンジ(最新車種が11代目)を続け、日本車の中ではモデルチェンジが2番目に多い車とされています。
旧車にはプレミア価格が付きマニアの間での価格になってしまうので、近年のモデルから絞って9代目からの買取相場に焦点を当てていきたいと思います。

歴代のモデルをすっ飛ばし、9代目から始まります。
実は、無印のトヨタ・カローラはこれが最後のモデルとなり、以降はカローラの後にサブネームが付くようになってしまいます。
排気量は1.3L・1.5L・1.8Lの3種類で、どれも新開発のエンジンとなります。
4速ATと5速MTがあるので、マニュアル車を運転して走りを楽しみたい人の選択肢も残っています。
買取相場は意外にも低く、20~50万ほどです。

10代目のトヨタ・カローラ。
正式名称は、カローラアクシオ。名前だけで言えば、初代カローラアクシオ、と言う事にもなります。
先代のイメージを残しつつも、スタイリッシュなデザインへと変更された。1.5Lモデルは9代目のエンジンを継承し、1.8Lモデルは更なる新開発エンジンを搭載し、よりパワフルに進化しました。
歴史ある大衆車ですが、やはり買取相場は低く30~60万円ほどで、状態が良く高い物でも100万円程度です。

最新車種の11代目。カローラ全体で見れば11代目。
前代から数えて、カローラアクシオとしては2代目と少しややこしい位置づけにある。
よりコンパクトになり、排気量も1.8Lを廃止。1.5Lと1.3Lのみになり、時代に沿ったハイブリッド仕様も出ました。ハイブリッドの燃費性能は、リッターあたり33.8kmも走れます。
車体だけが欲しい人にはXを。少しグレードアップした内装と、安全装置(交通事故を未然に防いでくれるセンサーなど)が欲し人にはGを。
2012年からの販売でまだまだ新しいので、買取相場にも期待が持てます。

1.3Xは1300ccのガソリン車で、内装や装備に関しては必要最低限に抑えられています。廉価版に値するモデルにしては買取額が良く、30~60万程度が相場です。
1.5Xは1.3Xの1500cc版で、同じく内装などはシンプル。50~70万円程が相場です。
1.5Gに関しては、Xよりも内装や細かい部分がグレードアップしている為、80~100万円と少し額が上がります。
ハイブリッドモデルになると金額は跳ね上がり、100~180万円。グレードアップ版のハイブリッドGに関しては120~220万円と、高額で買い取ってもらう事が可能です。

新しい型が出た頃には、前代モデルが安くなっている傾向にあるので、乗り換えを検討しているのなら、少しでも高く売る事の出来る今を選択した方が賢明かもしれません。