近年ステーションワゴンタイプの車が減っていくなか、まだまだ元気なカローラ フィールダー。
この車はトヨタの5ナンバーサイズのステーションワゴンで、カローラシリーズでもエース的な存在とされています。
また、この車の人気はとても安定感があり、なんと33年間連続で国内販売台数一位を記録するなど絶大な人気を誇ります。
最近ではハイブリッド車も登場するなど、ますますこの車の活躍が注目されているところであります。
今回は、そんな安定的な人気を誇るカローラ フィールダーの買取相場について書いていきたいと思います。
カローラ フィールダーとは
まずこの車がどのような車なのかを説明していきます。
この車の発売開始は1982年で、当初日本国内仕様ではバンモデルのみの展開でしたが、幾度のフルモデルチェンジを経たのち4代目半ば頃に、ようやくカローラツーリングワゴンというワゴンタイプが追加されました。
その後2000年8月に、カローラツーリングワゴンの後継モデルとしてフルモデルチェンジがおこなわれ、ステーションワゴンモデルに「カローラ フィールダー」という名称がつけられ現在に至ります。
現在、一般ユーザーはもちろん、法人での使用も多く、シリーズでも高い販売比率となっており、ステーションワゴン部門の新車販売登録台数においても数十年に渡り首位を獲得する実績のある車なのです。
また、「サクシードワゴン」「プロボックスワゴン」双方が販売終了となった現在では、トヨタ唯一の5ナンバーサイズを用いたステーションワゴンとなっています。
カローラ フィールダーの買取相場とその動向
2012年にフルモデルチェンジがおこなわれ、3代目となる車両が現在の現行モデルとなります。
エンジンの排気量は「1.5L」「1.8L」「ハイブリッド」の3種類で、ベースモデルの「1.5X」の162万円からはじまり、現在最も高額なグレードとされているのが「ハイブリッド G W×B」で247万円という価格帯でラインナップされています。
では、中古車市場におけるこの車の動向をみてみましょう。
この車が中古車市場で販売されている台数は、ハイブリッド車を含めおよそ1650台です。
そのうちハイブリッドがおよそ360台販売されている状況で、全体的に見るとこの車の流通量はやはり多めです。
中古車としての流通量が多いと、どうしても査定の目も厳しくなる傾向にあるので、売却を考えている車両の状態に関しては、良い状態をキープしておきたいとこです。
では続いて、カローラ フィールダーが実際どのくらいの買取相場となっているのかを紹介していきます。
買取相場におけるこの車の人気は、いずれもハイブリッドモデルが人気でその相場も高いとされます。
なかでももっとも相場が高いとされているモデルは、平成28年式「ハイブリッドG W×B」で183~208万円。
次に平成28年式「ハイブリッドG」で166~191万円、平成27年式「ハイブリッドG W×B」で163~188万円と続きます。
また、ハイブリッド以外でも平成28年式「1.5G W×B」が160~185万円とされています。
さらに平成28年式でベースグレードの「1.5G」でも152~177万円 という相場ですから、いずれの車両も基本的には高い水準の買取相場が期待する事が出来るでしょう。
とは言え、やはり中古車市場においても多くにライバルが存在するというのは紛れもない事実ですから、査定を受けた際、車両の状態があまり良くない場合ですと、買取額もすぐ下がる傾向にあるので注意が必要です。
カローラフィールダーの購買層を考える
カローラ フィールダーを少しでも高く売却したいと考えるならば、その車の購買層を考える事も必要です。
この車を選ぶ購買層は、「車にあまりお金をかけたくない」という人が比較的多く見受けられます。
そのように考えている人は、ナビやETCなどの装備を後付で付けようなどとはあまり思いませんので、売却する時、そういったオプション品が装備されていると査定もグッと上がりやすいです。
この車の買取相場はいずれも高い水準を保っていますが、中古車市場での流通量も多いので、いかに状態良く保っているかが、この車の買取額を良くするカギとなりそう。