クラウンは1955年から14代続く伝統を持つトヨタのフラッグシップサルーンです。

また、一度は耳にしたことがあるであろう「いつかはクラウン」というキャッチフレーズが有名で、一度は憧れるクルマとしてクラウンは誰もが高級車と認めるクルマです。
クラウンとは「王冠」を意味し、その王冠の名に恥じない国産車の最高峰として君臨し続け、現在でもその高級感は健在であります。

そんなクラウンの買取相場を見ていきたいと思います。

まずこの車は、とにかく様々なグレードが用意されており、現行モデルでは、「クラウンマジェスタ」、「クラウンアスリート」などを中心に6つの車種が出ています。

その分、クラウンの価格帯も高いグレードから、お手頃価格のグレードまで様々なので、富裕層だけではなく一般的な家庭でも愛される車だと言えます。

また、クラウンは昔からのファンも多く存在し、クラウンオーナーは買い替え時に、またクラウンを選ぶ人が多いのも特徴です。

さらにクラウンは、公用車や社用車としても使われていることも多いため、そういった背景から信用度も高く、年式を問わずクラウンは中古車市場でも一定の人気が保たれていると言われる車種です。
クラウンの買取相場で、比較的多く出回っているのが平成16年式でそれほど高値は付きづらいと言われております。
ただ、平成16年式以降のモデルであれば高額の買取の査定が期待できるということなのです。

特にスポーツ走行に優れたアスリートの3.5Lエンジン車は乗り味、走行性能ともに高い評価を受けているためか、さらに高い査定価格が付くということです。

ちなみに「クラウンアスリート」はスポーティー仕様となっているのため、どちらかと言うと若者向けに作られたグレードとなり若者を中心に人気の高いグレードとなります。

さらにクラウンマジェスタなど、クラウンの中でも価格帯の高い車種だと、中古車市場での流通量がそれほど無いうえに、人気の高い車種となるのでより良い買取価格が期待出来そうです。

一方カスタムユーザーの間にも人気のある車種とされており、カスタムユーザーの中でも特に18クラウンで「ゼロクラウン」と呼ばれているグレードが中古車市場でも売れているグレードとなっております。
ゼロクラウンとは2003年から2008年まで発売されていたクラウンを「ゼロクラウン」と言われており、ゼロクラウンのカスタムシーンにおいてはVIPカーと呼ばれているカスタムが大半で、クラウンを中古で購入してカッコ良くカスタムしたというカスタムユーザーも多く、人気も高いため、年式の割にはいい値段で査定してもらえることもあるようです。

クラウンは「富裕層」「一般ユーザー」「カスタムユーザー」と、様々なクラウンファンが存在しているということから、クラウンの買取相場も比較的高い水準を保っている要因のひとつなのかもしれません。
それでは少しでも高く買い取ってもらうためのポイントを紹介します。

まず、装着してあるパーツなどが純正であること。
これは、買取査定での基本は純正(ノーマル)の状態が基準となるからです。

エアロパーツやアルミホイールなど社外カスタムパーツが装着してある場合など、買取業者にもよってプラスになる場合もありますが、基本的にはマイナスになる可能が高いのです。
もし、アルミホイールやエアロパーツが付いている場合は外して純正に戻した方が良いかもしれません。
外したパーツは、別にオークションなどに出品すれば思ってた以上に高く売れる場合もあります。

ただ、クラウンに装着してあるカスタムパーツによって、買取業者によってはプラスになる場合もあるので、その辺は自分が有利になるような判断が必要となります。

次にボディのキズや凹み具合、内装の状態、走行距離、ボディカラーなどからプラス査定、マイナス査定が考慮され、買取査定金額が提示されます。

ちなみ人気のボディーカラーは「ブラック」「ホワイト」「シルバー」となっており、その様なボディーカラーですと、プラス査定になる可能性が高いと言われております。

以上のようなことが、クラウンを少しでも高く買い取ってもらうために予想できますが、もちろん買取査定額はこれ以外の要素でプラスになることもあれば、マイナスになることもあります。

いずれにせよクラウンの売却を考えている方は、あまり年式が古くならない程度の良い状態の早いうちに動いた方が良さそうです。