現在でもれっきとした高級車、トヨタ・セルシオ。
レクサスブランドが国内販売開始に伴い、2006年5月、正式に販売終了となったトヨタ・セルシオですが、今もなおこの車の人気は健在だ。
それは、この車を低価格で手に入れられるという事と、カスタムをするといった目的で、若者を中心に人気があるので、今後もしばらくは若者を中心に中古車市場でもこの車の人気は保つとされております。
ただ、購入時の価格がいくら低価格だとしてもセルシオはあくまで国産最高級車。
購入したは良いが、維持していくことが出来なくなった!という最悪な事態を防ぐためにも今一度この車の維持費をしっかりと確認しておきましょう。
では、トヨタ・セルシオのかかる維持費をおおよそですが見ていきましょう。
維持費の初期投資である車両購入価格
まず維持費としての一番初めにかかるのが車両購入費用ですね。
この車の中古車価格帯は、およそ3万円からおよそ348万円という価格帯で購入が可能となっています。
ちなみに一番高い価格の348万円の車両というのが「eR仕様」モデルで、同モデルの新車価格は当時6,510,000円という価格ですから、セルシオの上級モデルがほぼ半額で手に入れられるということはとても魅力的であります。
大きいエンジンには、大きい税金
さて、次に毎年必ず支払わなければならない自動車税ですが、この車の排気量は4,292ccですので支払う自動車税は76,500円となります。
これに重量18,30kgにたいし重量税は年20,000円、自賠責保険も年に16,350円となり、自動車重量税と自賠責保険は2年の車検時に合算して支払うことになります。
これらの税金は、車両を所有している限り必ず支払わなければなりません。
意外とかかる任意保険料
この任意保険は入る、入らないは個人の自由なのですが、車を運転するのであれば任意保険は入らないといけないでしょう。
金額は保険会社や商品によって異なるのでハッキリとした数字は言えませんが、普通の保険料で年間約48,000円程です。
2年毎に必ず来る車検費用
2年毎にやってくる車検ですが、前に記述したように、「自動車税」や「自賠責保険」費用や印紙代などを含め、車検費用は約20万円程でしょう。
もちろんディーラー車検、民間車検で費用の差はあるかと思いますが、この後も安心して乗り続けたいのであれば、少々割高とはなりますがディーラー車検の方が良いでしょう。
走れば走るだけかかる燃料費
まず、セルシオという車両は当然ですが使用する燃料は「ハイオク」です。
燃料費はクルマの使い方、走り方で著しく変化してきますが、この車の燃費平均は5㎞/Lから7㎞/Lと言われておりますので、その燃費数値から考えますと、ハイオク/L:120円だとした場合、年間にかかる燃料費はおよそ200,000円という燃料費がかかってきます。
というように、これらがセルシオを維持していくうえで、必ずかかる維持費となるのです。
また、その他にも駐車場代やタイヤやオイルなどの消耗部品などの交換費用、またこの車両は比較的古く多走行距離の車両も多いことから、故障してしまったというリスク考えられ、故障した場合の修理費用など何だかんだと予想外に出費がかかるのも事実なのです。
セルシオの維持費について
いかがだったでしょうか。
これまでセルシオの維持費を中心に紹介してきましたが、このように書き出してみると意外と維持費がかかるんだなということが良く分かると思います。
中古車屋さんに行って車両価格だけを見て「え、こんなに安く買えるんだ!」と販売価格だけを見て購入してはいけません。
最初の購入価格がいくら安くとも、セルシオは高級車という事を忘れないでください。
高級車には高級車なりの維持費が圧し掛かってくるので、車両購入後の事をしっかりと計算・確認したうえで車両購入をするようにしてください。