中型高級セダン、トヨタ・チェイサー。1977年から2001年にかけて販売されました。
「え!そんなに古いと、どうせ廃車になって処理代がかかっちゃうんじゃないの?」と思っていませんか?

いえいえ、チェイサーは車好きやサーキット好きにも人気がある車種で、今でも求めている人は少なくはないんです。と言う事は、少なからず「お金にはなる」のではないでしょうか。
ここでは、車の特徴と実際の買取相場を挙げていきます。
下記の情報を参考に、最後まで諦めずに買取業者さんにと交渉してみましょう!

初代チェイサー、X30/40系。1977年から1980年にかけて販売されました。
今では珍しいフェンダーミラー、角ばったボディに丸目のヘッドライト。ノスタルジックを感じる事が出来る、言わば「旧車」のようなものです。
変速機は3速AT・4速AT・4速MT・5速MTの4つで、特に3速ATや4速MTでは懐かしみを感じられるのではないでしょうか。
排気量は1.8Lと2.0Lで少し非力そうに見えますが、車重が1.2t程度なので充分まかなえるスペックとなっています。

買取相場ですが、マニア受けする車になってしましますので、明確な査定額は出ていません。
仲のいい車屋さんに聞いたところによると、50万円でも100万円でも買ってくれるファンが殆どだそうなので、交渉次第と言うのが現状ではあります。
・・・、初代チェイサー持ってる人っていますか?中古車市場でもほとんど出回っていないものなので、売らずにお宝としてとっておいた方が良いと思いますよ。

2代目チェイサー、X60系。1980年から1984年にかけて販売されました。
初代と同じくフェンダーミラーが採用されています。タイヤサイズの兼ね合いでオーバーフェンダーになっており、パッと見はちょっと古いタクシーのようなルックスです。
スポーツ志向な部分は変わっておらず、遊び心がうずくモデルになっています。

買取相場の情報はまたしても無く、初代同様交渉次第の査定額になってしまいます。
レトロ感が少し薄れてしまっているので、先代よりも金額は下がってしまいそうです・・・。

3代目チェイサー、X70系。1984年から1988年にかけて販売されました。
内装の豪華さが増し、このころからラグジュアリーを意識した作りへとシフトしていったと言われています。
車の全長は少し短くなり、ドアミラーに変更されたことにより運転のし易さも向上しています。

買取相場は、残念ながら数万円程度つくかつかないか程度になっています。
あと何年後になるかは分かりませんが、プレミア価格が付くまで保管しておいた方がいいかも・・・。

4代目チェイサー、X80系。1988年から1992年にかけて販売されました。
少し角が丸くなった様な印象があり、販売当時は自動車教習所の教習車にも採用されていました。
バブル全盛期の時に作られた車なので、きめ細かな使い勝手と高級感が事細かに設計されています。
買取相場は、15万円から20万円と、やっとはっきりとした数字が出ました。
しかし安い!安すぎる!レース用に改造されたものであれば、50万円前後はすると言われていますが、どの程度のチューニング七日によっても変わります。

5代目チェイサー、X90系。1992年から1996年にかけて販売されました。
この代から3ナンバー登録になり、4WD車も登場しました。車好きの人たちの中でも人気があるモデルで、チューニングカーのベースとしても使われる事が多いです。
居住性が高いので一般ユースでも需要があります。
買取相場は20万円から50万円。ツアラーVというグレードの場合、80万円以上することが多いです。
個人的には、品格を残しつつも少しいかつい顔つきが好きです。

6代目、最終型チェイサーX100系。1996年から2001年にかけて販売され、その歴史は幕を閉じました。
皆さんの中では、このモデルが「チェイサーだ」という認識が強いのではないでしょうか。
カスタムの幅は広く、VIP・スポーツ・峠・サーキット、様々な姿で走っているのを見かけます。
買取相場は75万円から90万円。
15年以上も前の車と言う事を考えれば妥当。車好きとしては安い。と言った感じかと思います。
あとはカスタムの内容、車の状態で査定額は上がります。普段の洗車や乗り方には気を付けましょう。

どうですか?
一度査定に出した方。査定額は相場に合った金額でしたか?
これから出す方。しっかりと相場をみて、査定額に注意して取引をしましょう。
いずれにおいても、一社にとどまらず複数の業者さんに必ず見てもらいましょう。