トヨタのクロスオーバーSUV、ハリアー。高級セダンの乗り心地と快適性が売りで、1997年に初代モデルが発売されました。
「高級クロスオーバーSUV」という新ジャンルを切り開いた車で、世界中のメーカーがこぞって参考にするほどです。
トヨタのブランド、レクサス社では「RX」として発売された事も。
高級と付くだけあって買取相場にも期待がもてそうですが、実際はどうなのかを挙げていきたいと思います。
初代ハリアー。1997年12月から2003年1月まで販売されました。
6代目カムリ・XV20系をベースとして作られ、排気量は2.2L(2000年のマイナーチェンジで2.4Lに)と3.0Lの2つ。エンブレムにはハリアーの特徴とも言える、オスのライオンの頭部が施され、車内外共に高級感が溢れています。
マニュアル設定は無く、4速ATのFFか4WDのどちらかになります。
買取相場は、25万円から40万円と少し残念な結果に。車も歳には勝てない、と言う事でしょうか。
イタリアのカロッツェリア、ザガート社とコラボした「ハリアー・ザガート」の場合、5万円程高くなる事が多いです。
年式は古くても、ネームバリューのおかげでそれなりの査定額は付くようです。
2代目ハリアー。2003年2月から2013年7月まで販売されました。
初代モデルをベースとし、ラインナップには4速ATと5速ATがあります。
排気量は2.4Lと3.0L。2006年1月からは3.0Lエンジンは3.5Lへと変更され、日産・ムラーノと同クラスに。
シートベルト警告ブザー、ワイヤレスドアロックキー標準設定、カーナビゲーションをHDDタイプに、最上級グレードのAIRS(エアー・エス)には電子制御エアサスペンションが搭載されるなど、より高級感が増しました。
買取相場は50万円から150万円とピンキリ。年式の幅が広いので、仕方がありません。
走行距離の少なさと内外装のキレイ度合で勝負です。
初代と同じ「ハリアー・ザガート」モデルがありますが、査定額は変わらないようです。
本革仕様のアルカンターラセレクションの場合、10万円程査定額が高くなる傾向にあります。
3代目ハリアー。現行車種で、2013年12月から販売されています。
レクサスとは切り離し、日本国内専用販売車として作られました。
ベース車はRAV4のロングボディタイプに変更。ハリアーシリーズの中では最も丸みを帯びたモデルで、見た目は少々いかつくなっています。
高級感と低燃費性能の向上が大きい変化かと思います。
買取相場は、200万円から250万円と高額。
ここまでくると(査定額的な意味で)高級の名がピッタリ当てはまります。
スポーティ仕様のG’sでは30万円ほど高く、アドバンスドパッケージだと60万円も高くなります。
自分が所有しているハリアーがどれに該当するのかは要確認ですね。
「高級」と付くクロスオーバーSUVなだけに、初代から高査定額を期待していましたが、少し残念でした。
しかし、あくまでも「相場」ですので、今までどれだけ大切に乗ってきたのかが重要になります。
今からでも遅くは無いので、定期点検や車内清掃などはしっかりとしておきましょう。
2019年版!
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