トヨタプリウスは1997年10月にハイブリッドカーとして誕生し、低燃費を売りとし、
そのカタログ燃費(10・15モード燃費)で28.0km/Lと当時のリッター28.0km/Lにはとても驚かされました。
発売当初のプリウスのキャッチコピーは「21世紀に間に合いました。」というキャッチコーピーを掲げ、
「21 世紀へGO!」にちなんで価格を215万円にしたという説もあるようです。

そして、2003年にプリウス初となるフルモデルチェンジとなり、2代目が発表となりました。
2003年のフルモデルチェンジを発表するまでの期間、トヨタは改良に改良を重ね、
プリウスの最大の売りである燃費を当初の28.0km/Lだった燃費を、なんと35.5km/Lにまで向上させた。
まさに「プリウス=低燃費」というイメージを世間に植え付けた。

この頃からプリウスを筆頭とし、徐々にハイブリッド―カーいわゆるエコカーと呼ばれる車たちが人気となり、エコカーブームが始まりました。

そして2009年に3代目プリウスが登場し、3代目は2代目よりもボディを大きくし、エンジンも1.5Lから1.8Lへと変更され、
よりパワフルなプリウスへとモデルチェンジを遂げ、3代目は、初代、2代目に比べ、ボンネットやヘッドライトなど立体的なデザインとなり、
横から見たサイドのプレスラインが何ともお洒落な印象に生まれ変わりました。

また、プリウスの醍醐味である燃費の部分でのこだわりはやはり素晴らしく、なんと10・15モードでは38.0km/Lを達成したのである。
この頃、この消費燃費の数字は世界トップクラスであり、プリウスはトヨタの誇らしい車とも言えるであろう。

そして2011年にプリウスはマイナーチェンジを行い、デザインの改良、そして走行時の静粛性などがさらに向上した。
また、この頃からミニバンタイプである「プリウスα」が登場したのも記憶に新しいこと。

そして2015年、4代目(現行)へとフルモデルチェンジとなる。
今回4代目となるプリウスはご存知のとおり、今までのプリウスとはだいぶ異なるデザインにモデルチェンジされており、
とてもアグレッシブなデザインへと変更となっている。

個人的には3代目の方が全体的のまとまり感が好きでしたが、4代目も見慣れればカッコ良く感じるのだろうか?
疑問に思うところも正直ある。

ただ、そこはやはりプリウス!

燃費については更に向上させており、なんと40.8km/Lを達成したというから驚きだ。
さらに、40.8km/Lの燃費を達成しながらも今までの走り性能は衰えることはなく、むしろ走り性能が向上し、攻めのプリウスへとモデルチェンジとなっているという。

そして4代目のボディーカラーについても新色が追加され、エモーショナルレッドやサーモテクトライムグリーンなどといったボディカラーは今回が初で、
特にサーモテクトライムグリーンというものは、世界初の技術により遮熱機能を持っており車体表面温度が上がりにくい色を採用している。

エコカーブームの火付け役となったプリウスは、エコカーを代表する車であり、
これからもモデルチェンジを繰り返し新しい一歩先行くハイブリッドカーへと創造してくれることを今後も期待し続けたい。