ハイブリッドカーの代名詞とも言われる、トヨタ社のプリウス。登場は意外にも古く、1995年10月27日の東京モーターショーでプロトタイプとして初めて顔を出しました。
1997年10月から初めて民間向けに販売され、電気の力と従来のガソリンを掛け合わせた画期的な車でした。
ホンダのインサイトもハイブリッドカーとして売れ出しましが、やはりトヨタ社のプリウスが元祖でもあり、力強く見える傾向にあるかと思います。
プリウスのヒストリーはここまでとして、以下に中古のプリウスを購入する前に知っておきたい事と、その魅力について書いていきます。

プリウスを買いたい人にとって一番気になるのは「燃費」ではないでしょうか。型式が古ければ古いほど車体価格は安いですが、燃費は新しい方がいい事は言うまでもありません。修理の際も、新しい車種であればあるほど部品の欠品や廃盤が少なくなるので、出来るだけ新しい車種にした方がいいです。また、ここに書いてある燃費数値はメーカー公表なので、車体のコンディションや運転の仕方でも変わります。燃費・中古市場の価格相場などに注目し、おすすめを3つ挙げます。

一つ目におすすめしたいのは、やはり現行車種のZVW50/51/55型です。
燃費はリッターあたり34~40kmほどで、価格は210~400万円近くと少々お高い気がしますが、現行車種なのでしょうがないですね。積雪が多い地域の方にはうれしい4WDモデルもあり、正面からの顔も鋭くてスタイリッシュな部分が魅力です。排気量は1800ccとなります。人を検知してブレーキをかけるレーダー、高速道路で一定速度を保ってくれるクルーズコントロールなど、安全面や快適性なども歴代クラストップレベルです。

二つ目におすすめしたいのは、三代目のZVW30/35型です。
燃費はリッターあたり30~32kmほどで、価格は50~440万円、ピンキリの相場になってきました。一番慣れ親しんだ顔のモデルではないでしょうか。一つ型落ちの車種と言えども、まだまだ人気です。程よい価格帯と台数の多さ、状態もよくてキレイなものも多い部分が魅力です。

最後のおすすめは、二代目のNHW20型です。
燃費はリッターあたり27~30kmとなります。価格は25~150万円と、安く手に入れる事が出来る価格になります。排気量は1500ccに落ちてしまいますが、まだまだ元気に走り回れるモデルです。中古車の台数は多いですが、状態が悪いものがあったり走行距離が多かったりする場合もあるので注意しましょう。

いかがですか?燃費が強みのプリウス。最新型の進化、型落ちしても今なお人気の三代目と二代目。いずれにしても普通のガソリン車より燃費がいい事に変わりはありませんが、型番ごとの特徴をつかみ、自分にとっての最高の1台を見つけましょう。