トヨタ・ヴォクシー。ここ2年間でのミニバン売り上げ台数No.1の車です。
2001年11月から販売され、初代から最新の物まで、「お父さんが乗るべきカッコいい車」として、世の中のお父さんの間では1つのステータスのようなものにもなっているとか。もちろん若い世代にも人気の車種なので、買取相場は低くはありません。
そろそろ乗り換えたいけど、いくらぐらいになるのか。ここで査定額のおおよその値を見て、実際に買い取ってもらう時のイメージを沸かせてみましょう。

初代ヴォクシー、R60G型。排気量2Lのエンジンを積んでいるので、荷物が多い時や人が限界まで乗った時でも難なく走ってくれる、まさに背中の大きな父の様な車です。オートマ車のみで、駆動方式はFFと4WDの2種類です。
前期型は2004年8月までの販売です。後期型とは3年しか離れていないのに買取相場は虚しく、廃車直行か、良くても10万円のお小遣い程度となってしまいます。
後期型は2004年8月から2007年6月までの販売で、買取相場は20万円から50万円とまずまず。煌(きらめき)が付く特別仕様では、70万円ぐらいの値が付くことも。
査定額が少しでも上がるポイントとして、車内外でのキズなどが目立ってない事や、HDDオーディオや良質なスピーカーが付いている事です。特に音の面に関しては、最近の若者が好きな「歌って踊れる車」のような、いい音質で音楽が流せる部分も査定額に関わってきます。
2代目ヴォクシー、R70G(又はW)型。正面からの見た目が少しキリっとした印象になり、低燃費化も施されお財布にも優しくなりました。煌グレードもあるので、買取相場にも期待が持てるかと思われます。
前期型は2007年6月から2010年4月までの販売です。査定額の方も悪くなく、60万円から100万円。煌は120万円程度まで、煌Ⅱになると140万円になる事もあります。煌Ⅱが少し高い理由は、3つのスピーカーとアンプを追加し9スピーカーになったため、音質が上がったからです。やはり、音質がいいと査定額が上がる傾向があるようです。
後期型は2010年4月から2014年1月までの販売です。更なる安全性の向上と、ランプ類とホイールのデザイン変更が大きな特徴です。買取相場は上がり、100万円から120万円となります。これだけあれば次の車の購入も怖くはないですね。煌Ⅲというグレードがあり、140万円から170万円と査定額が大幅に上がります。
ここまで年式が新しくなると、これ以上査定額を上げる事が難しくなってきます。むしろここまでの買取額が付けば、中古車としては優秀な相場ではないでしょうか。

3代目にして最新車種のヴォクシー、R80G(またはW)型。いうまでも無く、ヴォクシーの中での買取相場は最高です。オヤジ狩りを寄せ付けないほどのイカツイ顔。圧倒的な存在感。まさにミニバン界の番長ともいえる存在。2014年1月から販売されているモデルです。
車内高が高くなった事で乗り降りが楽になったことが大きな特徴です。ハイブリッドモデルもあり、リッターあたり23.8kmと結構走ってくれます。最新車種なので買取相場はバリバリ現役。査定額で心配することはまずないでしょう。
ノーマルグレードで、140万円から180万円。ZS煌は200万円前後と、査定額が高いです。ハイブリッドモデルになると、220万円から250万円となり、乗り換え予定の車種にもよりますが、グレードの高い車種にも乗れてしまいます。

普段何気なく乗っているヴォクシーがこんなにも高く売れるなんて!と、驚いた方も多いのではないでしょうか。買取業者さんによっては相場よりも安く買い取る人もいるので、自分のヴォクシーの相場を良く知り、複数の業者さんに見てもらう事をおすすめします。
今後も買取相場が安定しそうなので、焦る必要もなくじっくり高値を付ける買取業者を探しましょう。