「このbBいくらで売れるのかなあ・・・」なんて思ったことないですか?
2000年2月から販売されている車で、フルモデルチェンジは2回行われています。
特に若い人達に人気があり、デコレーションカーのベースとして使われる事が多く、中古車市場での需要はとても高いです。
初代モデルの年式がちょっと古いので査定額の方は少し心配ですが、各モデルの特徴と買取相場を記していきます。
初代bB、NCP3#型。2000年から2005年にかけて販売されました。
同じトヨタのヴィッツのプラットフォームを流用して作られた小型トールワゴンで、形状は真四角に近いデザインになっています。元々カスタマイズを前提にして作られた為、前述したとおりデコレーションする人が多いです。
箱型で見渡しがよく運転がしやすいので、若年層以外の人でも乗っている人は居るようです。
トランクルームはあまり多く荷物を積むことはできませんが、その代わり後部座席の居住性は抜群です。
2代目よりも初代の人気が高く、状態やカスタムの内容によっては査定額が高くなる事があります。
余談ですが、bBは試作車を作らずにCGで石こうモデルを作る「フルデジタル設計」で作られたとされています。

買取相場ですが、いくら人気があるとは言っても年式で見られる事は避けて通れないようです。
大前提として、ノンカスタム車の査定額は低いです。
ベースグレードのS、上質グレードのZ、どちらでも同じぐらいの相場ですが、5万円から10万円程になります。
デコレーションカー専門雑誌のコンテストに載っているようなコテコテにいじってあるbBであれば、高い物だと80万円から始まり上は見えない額と言うのが現状です。
LEDでピカピカしてる、ガルウィングドアになっている、モニターやスピーカーが良い物に換装されているなど、こだわりの世界なので数えたらキリがありません。
明確な買取相場が無いのもまた一興ではないでしょうか。
実用性に富んだトラックさながらのオープンデッキの場合、10万円から30万円の査定額は付きます。
2代目トヨタbB、QNC2#型。2005年から販売されている現行車種になります。
コスト減の為にベース車はパッソになりましたが、ホイールベースの延長で居住性が良くなりパッソより車格が上がっています。
ただ、初代bBの売りだった「カスタム可能な箱」と言う部分が無くなってしまい、全体的に丸みを帯びた形状になってしまいました。先のbBファンからは残念がられましたが、売りたい側にとってはうれしい高額査定の部分は願ったり叶ったり。
カスタムをしなくても、音質の良いスピーカーや音楽に反応するイルミネーションをオプション選択できるので、手っ取り早く歌って踊れる車が欲しい人向けでもあります。

初代のグレード、SとZを基本に、15インチアルミホイール・フルエアロ・本革巻きステアを装備したX バージョンと、キーフリーシステム・9スピーカー・イモビライザーなどを装備したQ バージョンが新たに追加されました。

肝心の買取相場ですが、Sは35万円から50万円、Zは60万円から70万円、それぞれにXバージョンとQバージョンが用意されていて、互いに10万円から30万円程査定額がアップします。
数年前から、上級特別仕様的な立ち位置の「煌」シリーズもbBにはラインナップされていて、買取相場は90万円から140万円が相場となっています。年式も新しく快適装備も充実しているので買取業者さんも喜んで買い取ってくれますよ。
全体の買取相場をみてもなかなかいい相場ではないでしょうか。あとは若者の車ばなれがこれ以上進まない事を祈るだけです・・・。

bBの名前の由来は、「black Box」らしいですが、なぜ小文字大文字なのかは不明です。
十人十色のカスタマイズが出来る事や音楽を楽しめる車と言う部分がコンセプトなので、売りやすい車種ではあります。業者さんから毛嫌いされる事もないので安心して査定に出しましょう。