日産・エルグランド。1997年から発売が開始されました。
キャンピングカーのベース車としても扱われるほど、車内は広く快適。
日本国内に留まらず、香港やマカオ、シンガポールにも輸出されるなど国外でも大人気です。
中古車市場での需要は高そうですが、買取相場はどうなっているかが気になるところ。
ジャンルとしてはミニバンですが、少しだけ全体のサイズが大きいので大型ミニバンと言われています。(ミニなのかビッグなのかどっちなんだ・・・)
それでは、買取相場がいかがなものかを挙げていきたいと思います。
初代エルグランド、E50型。1997年5月から2002年5月まで販売されました。
昨今では当たり前になった両側スライドドア(5ドア)も、当時は片側スライドドア(4ドア)でした。
グレードは、高級志向のX、中間のV、必要最低限の装備のベースグレードでるJの3つ。
排気量は、3.0L・3.2L・3.3L・3.5Lの4つとラインナップが多く、4速ATのみで駆動方式はFRか4WDの2つ。
スポーティな特別仕様のハイウェイスターもあるので、種類は非常に多いです。
買取相場ですが、ほぼ付かないのが現実です。
しかし、走行距離が少なかったり状態がキレイいであれば20万円までなら査定額が付くことがあります。
ハイウェイスターやラウンジパッケージの様な特別仕様車の場合でも、2.3万円程上がれば御の字ではないかと思います。
エルグランドを専門に扱っている業者さんであれば、もっと高く買い取ってもらえる場合もあります。
2代目エルグランド、E51型。2002年5月から2010年8月まで販売されました。
ここから4ドア(片側スライドドア)か5ドア(両側スライドドア)を選択できるようになり、排気量は2.5Lと3.5Lの2種類のみとなりました。
変速機は5速ATになったことで加速が滑らかになり、駆動方式は変わらずFRと4WDの2つです。ミニバンで後輪駆動のFRは珍しいと思うのは私だけでしょうか。
中古のエルグランドの中では、一番数多く出回っているモデルになります。
最上級グレードのXLでは、乗員人数を4人に減らし、後席にはセンターアームレスト付専用本革シートに電動式スライドステップ、読書灯とルームランプが装備とまるでホテルの一室のよう。
気になる買取相場の方ですが、60万円から130万円となっています。特別仕様のハイウェイスターになると、150万円まで上がる事もあります。XLに関してはオーダーメイドも可能なので、査定額の上がりしろはまだまだあるのかと思います。
3代目エルグランド、E52型。2010年8月から販売されている現行車種です。
ドア数は5ドアのみとなり、駆動方式は開発が間に合ったことからFFと4WDの2つになりました。
床が低くなったことにより居住性と乗降のしやすさが増し、乗り心地も良くなりました。
買取相場は100万円から270万円です。
年式が新しいので、買取相場に関しては基本どのグレードでも高めです。
ハイウェイスターになると、30万円から80万円程上がります。
どの車においても言える事ですが、現行車種の場合フルモデルチェンジで次の代が出ない限り、買取相場が急降下することはありませんので心配は不要です。
「売ったお金で新車が買えるんだ!」ぐらいの自信を持って査定に出してもOKですね。
ミニバンだけど大型サイズの、日産・エルグランド。
よく車中泊をしたりする人は、車内を良く掃除してから出すようにしたいところです。