日産のワゴン代表格、キューブ。
目立つボンネットが特徴的(初代のキューブを指す)で、当初の日産の工場では休日出勤してでも作らないと間に合わないぐらいで、月に1万台も売れていたそうだ。
そんなメガヒットを記録した日産・キューブの初代が発売されたのは1998年から。初代・2代目・3代目では買取相場にどのようになっているのか。
ご自分のキューブがいくら位で売れるのかを知り、車検証を見合わせてみては如何だろうか。

初代キューブ、Z10型。冒頭でも挙げた通り、ボンネットが少し長く特徴です。サイドブレーキも昔ながらの運転席と助手席の間で、内装もどことなく懐かしさを感じられる。
前・中期型は2000年9月までの販売となっていて、中期型での大きな違いは4WDが追加された事と、4人乗りから5人乗りになった事です。買取相場は、最悪廃車、頑張っても10万円が限界かと思います。
後期型になると相場は少し上がり、5万円から10万円は可能なようです。
2代目以降のモデルに人気が偏ってしまった為、これ以上査定額を上げる事は難しいかと思われます。

2代目キューブ、Z11型。恐らく世間に一番認知されているモデルではないでしょうか。
左右非対称の後窓、キューブ(四角)なのに丸目のヘッドライト(可愛いからいいのだが・・・)、ボンネットはショートに、テールランプは上部から下部へ。初代の面影が無い。
前期型は2002年10月から2005年5月まで販売され、買取相場は惜しくも低く、5万円から20万円です。
2代目でも後期型が最も人気が高いので、年式などを考慮しても見合った値段かと思います。
中期型は2005年5月から2007年1月まで販売されていました。
グリルの穴が縦横並びだったのが斜め並びになり、ウィンカーランプまでもが丸目になったので分かりやすいのではないのでしょうか。相場は少し上がり、10万円から35万円程で買い取ってもらえます。
後期型は2007年1月から2008年11月まで販売されていました。
ヘッドライトとウィンカーランプが一体化し、グリルは内側にへこむ様に湾曲したデザインに変更されました。
買取相場はあまり上がらず、20万円から40万円程度となります。
ライダーというスポーティーなモデルもありますが、値段はそんなに変わりません。

3代目にして最新車種、キューブ・Z12(またはNZ12)型。
全体的に角が取れたシルエットになり、内装も丸みを帯びた柔らかい作りになっています。
前期型は2008年11月から2012年10月まで販売されました。買取相場は少し上がり、40万円から65万円程の査定額になります。
後期型はアイドリングストップが搭載され、低燃費をより意識した作りになっています。
リッターあたり19kmほど走れるので、ちょっとした遠出をしても心配はありません。
買取相場は一気に上がり、75万円から130万円程になります。メーカーオプションで、前部座席のルーフをサンルーフにする事が出来るのですが、この場合だとプラス5万円の査定額になるそうです。

丸みを帯びた四角い車、日産・キューブ。女の子が車に乗らなくなる日が来ない限り、この車種の中古車市場の需要は無くならない事でしょう。