シルフィのモデル展開とその中古車市場の動向
この車のモデル展開は全部で4種類となり、ベーシックモデルの「15S」、「20S」。
オートライトシステム、フロントフォグランプなどが標準装備されている「20M」。
さらにこの車でもっとも上級グレードで充実装備の「15M FOUR」という設定です。
中古車市場においてこの車の流通量は、全国で134台程度とやや少なめで平均販売価格は139.4万円。
シルフィの買取相場の現状
ではシルフィの買取相場を紹介していきますが、結論から言うとこの車の買取相場はそれほど良くはありません。
もともとターゲット層をミドルエイジを中心としている車な為、ニッチが狭くリセールバリューもあまり期待できません。
また、近年においてはミニバンやコンパクトカー、軽自動車などといった実用性の高い車種が人気とされており、
セダン車の人気は車業界においても低いのが現状です。
さらにこの車は購買層も限られてきてくるので、査定においても大きなポイントが見いだせないといったモデルだと言えます。
現に、直近5年の全グレードの買取相場を見てみますと15~91万円程度の買取相場です。
この中で91万円と、もっとも高い相場とされている車両が平成24年式の「15S」です。
新車購入時の価格は全車200万円以上する車ですから、そう考えると買取相場はあまり期待できません。
さらにこの車は古くなればなるだけ相場も下がりますので、売却するのであれば「まだ年式の新しいうち」がオススメです。
シルフィの買取相場はボディカラーも大きく影響する
車買取では、「年式」「走行距離」「ボディカラー」「オプション」などなど、その車両の様々な要素で買取額も変動していくものですが、
この車は特にボディカラーが大きく左右し「ディープアイリスグレーパールメタリック」、「ブリリアントホワイトパール3コートパール」。
この2種類のボディカラーはオプションカラーとされているカラーで、買取においてもプラスになる可能性がありますので、
極力キズや凹みなどを作らないようにしてください。
査定をおこなうその前に
さて、シルフィの買取相場を紹介してきましたが、正直普通に出して高い買取をのぞめるといった車ではありません。
だからと言って、乗りっぱなしの状態では査定も下がる一方ですので、この車のもつ上品で落ち着いた雰囲気を壊さないよう、
しっかり上質な状態を保っておきましょう。特にシートについた汚れやタバコ臭なども減点対象となります。
車両の査定をしてもらう前は、車の内外装をしっかり清掃し綺麗にしてから受けるようにしてください。
また、この車は東南アジアや韓国、北米などでも販売されていますので、そういった海外ルートを持っている業者さんだと、
もしかしたら通常の買取店より高く買い取ってもらえる可能性はあります。
一円でも高く売却したいのであれば決して諦めず、様々な買取店をまわることが重要なカギとなります。
ミドルエイジをターゲットとするシルフィ
販売当初は「ブルーバード・シルフィ」という名称で親しまれていた車ですが、
現在では「シルフィ」として確立し、日産のセダン車の一車種として販売されています。
日産はこの車は中高年をターゲット層としており、静寂性や乗り心地などにこだわりを持ち、
さらには内外装にも高級感をもたせているので、やはり中高年などから高い支持を得ており、
子育てが一段落し、自分達の時間を存分に楽しめようになってきたミドルエイジの方には最適な車です。
また、車を売却する時「下取り」という方法で売却する人がいらっしゃいます。
下取りはかなりの確率で損をしている場合がありますので、売却する時は買取専門店で売却する方が、
より高額な買取価格がのぞめると言えるので、しっかり覚えておいてください。