スカイラインは、発売当時の初代モデルからモータースポーツに参戦するなど、
スポーツカーの王道として現在も人気を得ているクルマです。
もともとスカイラインはセダンタイプを基本としていましたが、最近では「クーペ型」や「クロスオーバー型」など
様々車種も登場し話題となったのもまだ記憶に新しいことです。
古くからスポーツカーとして一時代を築き上げたスカイラインは、
走りを求める若者から中高年まで幅広いユーザー層からの人気が高いと言われております。
そんなスカイラインの買取相場を見ていくと、中古車市場でのスカイラインの中心となっているモデルは2006年に登場した12代目のスカイラインとなっています。
その12代目スカイラインからはMT仕様はなくなり、「5速AT」と「7速AT」のみが用意されており、
排気量は2.5L、3.5L、3.7Lの3種類、そして駆動方式は「FR」と「4WD」とされています。
排気量の視点から見ると、維持費などのコストパフォーマンス的に有利なのが2.5Lのモデルとなるのでやはり一番ニーズが高いと言えます。
かと言っても「3.5L」や「3.7L」モデルの査定額が悪いというわけではなく、
「3.5L」や「3.7L」であっても新車価格が高額設定となるので、その分買取査定額もそこそこの高値はつくハズです。
次にグレードから見ますと、スカイラインは「370GTタイプSP 55thリミテッド」、「370GTタイプSP」、「250GT FOUR タイプV」などが中古車市場での需要がありますので、
買取査定でも比較的高値での水準で話が出来きます。
買取相場において重要なポイントとしてあげられるのが、ボディーカラーと言われております。
スカイラインの人気カラーは定番のホワイトやブラックが断トツで有利と言えます。
とは言ってもその他のブルーやシルバーなどのカラーも需要はありますので、驚くほどのマイナス査定にはならないでしょう。
ではスカイライン全体から見た場合だと、スカイラインのイメージが激変したV35型以降やV36型は以前と比べると全体的に買取相場は下降傾向にありますが、
スカイラインの場合、古いモデルで程度が良いものであれば希少価値という観点から高額査定も期待できます。
ただ、スカイラインはスポーツカーとしての人気は高いとされているクルマですが、現在の世の中の動向というのが「エコカー」や「コンパクトカー」などが中心となっている為、
そのような動向から考えた場合、スカイラインのようなスポーツカーや大型セダン、大排気量エンジンなど、少々時代の的外れと言わざるを得ません。
となると、スカイラインのようないわゆる嗜好性の強い車となると買取店の選び方も重要なポイントとなります。
スポーツカータイプを専門とするお店などへの売却には良いですが、買取店によってはあまり必要としていないというお店もあるので、
査定額の差は大きいと考えられますので、買取業者選びは慎重に行いたいところです。
スカイラインは日本国内での知名度はとても高いということはもちろんですが、海外市場においても人気の高いクルマとなっています。
査定の際には海外市場と繋がりのある買い取り業者など、そういった幅広い選択肢を視野に入れるとより高い査定金額が望めるでしょう。
続いて、今後スカイラインを売却しようと考えている方に気を付けたいポイントを紹介しておきます。
スカイラインに乗っている方の多くは、走りを重視するユーザーが殆どですので、特に「急」がつく運転、
「急発進」、「急ブレーキ」などの無茶な走行や、「急なハンドリング操作」などでダメージを負わせないことが重要です。
スカイラインはスポーツカーなので走りを追求したくなるのは分かりますが、あまり行き過ぎた乱暴な運転は極力控えたいところです。
今や中古車市場においてもエコカーやコンパクトカーが人気となっている時代ですから、一時に比べて査定事情は厳しくなっているスカイラインではありますが、
それでも新しいモデルであれば暫くは高値が期待できるかと思います。