当時は高級ステーションワゴンとして名高かった日産ステージアですが、現在この車の中古車動向や買取相場はどのようになっているのでしょうか?
とても気になるところであります。

とういわけで、今回はそんな気にあるステージアの買取相場や中古車動向を紹介していきますので、ステージアを売ろうと考えているあなた!是非参考にしてみてくださいね。

まず、ステージアが誕生したのは1996年、その当時国内ではRV車のブームが熱気を帯び、ミニバンである「トヨタ・イプサム」や「ホンダ・オデッセイ」、「三菱のRVR」、そして軽自動車では「スズキ・ワゴンR」などなど、次々とRV車と呼ばれる車が登場していた中、より高級志向のユーザーをターゲットとして発売されたのが日産・ステージアであります。

ただ時代の流れは刻々と「ミニバン」「ハイブリッドカー」「コンパクトカー」「軽自動車」へと移り変わりつつありつつも2001年にステージアはフルモデルチェンジを行いましたが、時代の流れに飲み込まれるかのように思うように販売実績が上がらず、2007年に生産を終了したのであります。

さて、一時は高級ステーションワゴンとして人気のあったステージアですが、買取相場などはどのようになっているのか見ていきましょう。
まずステージアの中古車ですが、1996年から2007年までの販売となっており、最高年式でも10年近く経っておりますから買取相場は正直良いとは言えません。

実際にステージアの中でも最も新しい年式である平成18年式から平成19年式のおおよその買取価格を見ていきますと、
平成18年式の
「350RX」でおよそ17万円~21万円
「250RX」でおよそ22万円~28万円
「250RX FOUR」でおよそ30万円~38万円となっており、
平成19年式の
「250RX」およそ16万円~20万円
「350RX」でおよそ41万円~52万円具合に高年式の車両であってもかなり低めの買取相場に留まっている状況です。

次にステージアの中で人気のある車両というのが、この車の場合2代目モデルより初代モデルの方が人気が高く中古車市場を見てみると、この車の販売価格も初代モデルの方が高値をつけるパターンが多く見られますので、2代目モデルよりも初期モデルの方が価値が高いということでしょう。
となれば、高年式モデルより逆に低年式且つ走行距離が短く、さらに状態も上質な車両であれば希少価値が生まれる可能性がるので、買取相場以上の高値を付ける可能は十分考えられます。

また、ステージアは2.5Lモデルと3.5Lモデルの2設定がありますが、どちらの需要が高いかというと断然3.5Lモデルになります。
日本の中古車市場では2.5Lモデルも3.5Lモデルもそれほど価格が変わらないということも珍しくはありませんし、そもそもステージアを買い求めるユーザー層というのはスポーティな走りを求めているわけですから当然と言えば当然です。

さらにステージアにはドレスアップ車としての人気も高い車両とでもあるのです。
この車の中古車市場を見てみるとわかるように、ドレスアップされている車両はノーマル車に比べて結構良い価格がついていることに気付くハズです。
基本的なカスタム「エアロパーツ」や「マフラー」、「アルミホイール」、「ローダウンパーツ」など、ドレスアップが施されている場合ですとその分買取価格にも反映されてくるでしょう。
ただカスタムと言ってもこの車の原形を無視した、いわゆるやり過ぎたカスタムはかえってマイナスになることもあるので注意が必要です。

個人的な話しにはなりますが、ドレスアップされているステージアを見かけると普通に「カッコ良いなぁ」と感じることもあります。
というようなことを考慮しますと、ステージアを売却する時はドレスアップ車を専門に取り扱う業者か、スポーツカーを扱う業者など専門性の高いお店で査定をしてもらうことが一番良い策と言えるでしょう。

メーカーでの生産が既に終了している現在でも、中古車市場においてはまだまだ人気のある車種となっているので、古い車だからと諦めず一番良い買取価格を出してくれるお店を探し出してくださいね。