日産デイズは三菱自動車の合弁会社であるNMKVにより開発されて車両で、三菱eKとの姉妹車となります。
三菱自動車と言えばニュースで話題にもなった「三菱自動車・燃費データ不正問題」が記憶に新しいでしょう。
三菱は、実際より燃費をよく見せる不正を意図的に行い、日産自動車向けを含め軽自動車4車種で不正が行われたとのこと。
その中には三菱と共同開発をした日産デイズも含まれており、今後この車の買取相場がとても気になるところであります。
今回はそんな日産デイズの買取相場について紹介していこうと思います。
日産デイズとはこんな車です
デイズは「日産のすべてを、軽に。」というキャッチコピーのもと、2013年から軽のトールワゴンとして発売開始されました。
デイズは静寂性が高く、シートの座り心地も良く出来ていますから長時間乗車していても疲れを感じる事の少ない車です。
また、デイズは日産が初めて企画段階から携わった軽自動車となり、上質な室内空間はまさに日産らしいという印象が感じられ、使い勝手の良いこの車の人気も上々といったとこでした。
ただ、冒頭でも記述した「三菱自動車・燃費データ不正問題」の発覚後、2016年4月に残念ならがこの車は販売中止となりました。
デイズの買取相場は今・・・?
やはり、この燃費データ不正問題が発覚して以降この車の買取相場は下落しているとのこと。
三菱のeKに比べるとそこまで値落ちしているという印象は感じられないがそれなりに査定は下がっている。
中古車市場において調べてみると、やはり燃費の不正が発覚した対称車種については「売りづらい」という声が多く聞かれるなど中古車販売店でも苦戦を強いられている状態。
一方この問題を受け、中古車販売価格が下落している今だからこそ「買い時だ!」という人も確かにおりますが、それはごく一部であり、基本的には中古車市場での在庫車が残っている状態であります。
中古車販売側としては非常に売りづらい車両をわざわざ高値を出してまで欲しがるといった業者も考えづらいですし、逆にこのくらいの値段であれば引き取ってあげても良いです。などと足もとを見られるケースも考えられます。
だからと言ってデイスをこのまま乗り潰さないといけないのか?というとそうとも限りません。
もともとこの車の快適装備は優れており、例えば紫外線を99%もカットしてくれる「スーパーUVカット断熱グリーンガラス」や、タッチパネル式のオートエアコンが標準装備されているなど、他の軽自動車よりも装備品の満足度は高い。
この車の問題は燃費性能だけであり、燃費は他社の軽自動車にくらべ劣るものの実走でおよそ15㎞/Lは走る。
車両自体の走行性能、快適性能は問題なく使用することが出来るので、特に燃費を気にしないという人は欲しがるので、まったく需要がなくなっているということでもない。
実際2014年式の「X(CVT_0.66)」モデルを2015年10月に査定してもらった結果、80万円という査定額も出ているとのこと。
ですので、この車の買取査定においても決して値が付かない状態、ということではないようなので心配しなくても良さそうです。
ただ、買取相場的には下がっているのは事実ですので、ある程度の値落ちは仕方のないことでしょう。
日産デイズの買取相場についてのまとめ
これまでこの車の買取相場について話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この車にたいし一連の問題が生じていなければ、「燃費性」「走行性」「快適性」と3拍子そろった車両であり、販売台数も着々と伸び、中古車市場でも活発に動きのある車両となっていたと予想されるだけあり少々残念な感じがありますね。
ただ先程も記述しましたとおり、燃費はあまり気にしないという人もいるので需要がないわけではございません。
もし、デイズを売却しようと考えている方は気負いせず積極的にいくつかの買取業者に査定を依頼することをおすすめします。