2004年10月に日産はセドリック、グロリアに続く後継車として日産のスポーティセダンである「フーガ」を登場させました。

買取相場にも関わるフーガの特徴として、高級車でありながら走行性能に優れる日産のフラッグシップ車で、その高級感を武器に、欧米車や国内においての同級クラスのセダンと競合しながらこの車独自のスタイルで販売台数を伸ばしてきており、
海外ではフーガという車名ではなくインフィニティとして展開されています。

発売当時から順調な売り上げをみせたフーガは2009年2代目となるフーガが登場し、現在の現行モデルとなっております。
そして2010年には待望のハイブリッドモデルも登場し、トヨタのクラウン、そしてBMWの530シリーズをライバル車として開発が進められたとのことです。

また、さらに新しく追加されたフーガ370GTモデルではその上級モデルとして「370VIP」というグレードがあり、本革シートや本木目パネルを標準装備しています。
3.7リットル、V6エンジンを採用した333馬力のこの車は申し分ない性能を持った車と言えるでしょう。
さて、そんなフーガですがやはり売却するとなると、この車の買取相場が気になるところです。
今回は、この車における中古車市場の動向や買取相場などについて紹介していきますので、フーガの売却を検討中の方は参考にしてみてください。

まず、この車の中古車市場の動向から見ていきますと、2009年から発売となった2代目モデルより2004年から2009年までに販売されていた初代モデルが過半数を占めています。
ただ、初代は2004年に発売されてすでに10年以上が経過している車両なので、あまりに低年式だと査定額もあまり期待できないですが、現行モデルでもある2009年以降のモデルであればグレード・状態によって高査定を期待できるでしょう。

さらに話題のハイブリッドモデルであれば人気はより高く、新車ではかなり価格も高いので中古車として買い求めるユーザーもあることから、ハイブリッド車も需要が高くなっていますので、査定額にも期待が持てます。

年式の古いモデルに関しての買取相場は大体40万円から150万円台に比較的落ち着いているのですが、流通量の特に少ない4.5L車であれば希少価値を生みやすいので高額での査定が期待できますし、2008年以降のモデルであれば2.5L車でも買取の価格が高くなるという傾向も見られます。

次に車の状態から見てみますと、フーガを求めるユーザー層は高級感とスポーティな走りを求めているユーザーが殆どです。
この車は、パワフルな走行性能や上質な高級感を兼ね備えているのがこの車の醍醐味となる部分なので、買取査定などを行う際には質感や走行性の両方がチェックされる事になります。
当然のことですが、綺麗な車ほど高く売れます。さらに禁煙車の場合も当てはまります。
禁煙車ですと、中古市場に出した際、車両詳細「禁煙車」と記載が出来るので、とても重要なのです。

ではフーガのグレードではどうでしょうか?
買取相場的にも有利になるのグレードはGT系のモデルが高値の査定が期待できるでしょう。
日産も発売当時は「XV系」、「GT系」の2グレード展開でしたが、XVはイマイチ人気が出なかった為、途中で終了となっていることからXV系はあまり人気がないということです。

また、排気量は2.5Lと3.7Lの2種類ありますが、維持費などのコストパフォーマンスなどから2.5Lモデルの方が人気となり、プラス査定が期待できます。

ちなみに、この車の人気ボディカラーは定番色であるホワイト、ブラック、シルバーで需要も高いの高額査定になりやすいです。
また、装備についてはサンルーフやナビが付いている車両は尚さら良いでしょう。
さて、買取相場で気になる点とういのが走行距離です。
走行距離が少ない方が高く売れるのはみなさんもご存じだと思いますが、例え走行距離が多くても、しっかりとした整備記録簿のある車でしたら査定額もそれ程落ちないのです。

先程も話しましたが、この手の車は外見の高級感だけではなく、走行性能も加わってきますので、
高く買取ってもらうにはしっかりとメンテナンスを行ってきたという証明が出来るものが必要になってくるのです。

ではドレスアップなどのカスタマイズ面などはどうなのでしょう?
フーガのカスタマイズに関しては、適度なカスタマイズであればプラス査定になりやすいとされています。
ただカスタムについてはあくまでもこの車の上質感を損なわない程度のカスタマイズという意味で、やり過ぎてしまうとかえってマイナスになりますので注意が必要です。
売却するときは出来るだけ純正パーツに戻してから査定を受けるようにした方が賢明と言えるでしょう。
フーガという車は基本的に買取相場のベースが比較的高い車となっているので、ここしばらくは安定した高値水準を保っていくでしょう。
もし売却を検討中であるならば、多くの買取業者に査定してもらい、より高値を提示してくれる業者を見つけましょう。