日産のコンパクトカー、マーチ。その歴史は古く、初めて世に売り出されたのは1982年からです。
皆さんが良く知っている丸みを帯びた形にたどり着くまでに、2回モデルチェンジが行われてきました。
他の車種にもまれにみられるように、あまり古いモデルやマニアックな部分から紹介すると、一般的な買取相場から脱線した話になってしまうので、今回は3代目マーチからの買取相場について挙げていきたいと思う。

3代目マーチ、K12型系。ぐりぐりした大きな目が特徴で、全体的にカエルの様なかわいい見た目をしている。
駆動方式ではFFと、後輪をバッテリーで動かすe4WDとうものもあった。
前期型は2002年3月から 2005年8月まで販売されました。
残念ながら買取相場はゼロか数万円程度で、値段の底上げも難しいです。
よっぽどキレイに乗っていたものじゃないと、逆に廃車手数料を取られてしまうかもしれません。
中期型は2005年8月から 2007年6月まで販売されました。
前期型よりかは少し望みを持てますが、10万円から20万円と、そんなに期待できるものではありません。
後期型の販売期間は2007年6月から2010年7月の間で、買取相場も少し上がり30万円から50万円の間で買い取ってもらえるケースが多いです。
3代目マーチではボレロという特別仕様車がありますが、正面からの見た目が外車チックでカッコいいので、50万円以上で売買されることも珍しくありません。

4代目マーチ、K13型系。前代のボテっとした顔から少し変わり、全体的にスマートになったようにみえます。
アイドリングストップ機能も標準搭載で、低燃費を意識した作りにもなっています。
グレードごとに買取相場が異なるので、今自分が乗っているマーチがどのグレードに相当するのかもしっかりとみておきましょう。
ノーマルタイプのマーチですが、買取相場は40万円から60万円ぐらいです。
3代目の雰囲気は残しつつ、親しみを持てるスタイル。オートライトも装備されていて、運転時の快適性が向上しています。
ヨーロッパを意識したデザインのボレロ。ちょっとやんちゃなアルミホイールと、クラシカルなメッシュグリル。シートの柄はボーダーで、毎日乗るたびにノスタルジックに浸る事が出来るデザインに思えます。
買取相場は少し高めの60万円から80万円となっています。

スポーティを意識した日産のスポーツグレード、NISMOもあります。
専用の足回りとエンジン、走りを楽しむための5速マニュアル仕様になっています。
買取相場は更に高くなり、80万円から120万円が相場となっています。

女子受けもよく、スポーツカー好きの男子受けの双方を兼ね備えたマーチ。全車自動運転で人間が運転しなくてもいい時代が来るまでは、中古車市場に強く根付く一台かと思います。