2002年に日産初となる軽自動車として登場したのがモコです。
可愛らしい外観や広々とした室内空間などから女性好みの車種として人気です。
また、モコはスズキとのOEM製品でもあり、スズキの「MRワゴン」の兄弟車にあたり、モコは2011年にフルモデルチェンジをおこない、3代目となって現在の現行モデルとなっております。
ちなみに中古車市場での流通は2代目モデルが主流となっている様です。
そこで今回は、日産モコに対する買取事情を見てみることにします。
先程も述べましたが、日産モコはスズキとのOEM製品であり基本的にはスズキのMRワゴンでエンブレムを日産に変え、
バンパーなどやグリルなどを少々変えただけのクルマということで、モコの買取相場はそれほど高いとは言えません。
また、モコのベースとなっているスズキの「MRワゴン」ですが、同社スズキが販売している「ワゴンR」の上級クラスとして作られ販売されているのですが、
実際のところワゴンRの売上には及んでおらず、日産の中でも「デイズ」や「デイズルークス」の方が人気が高く、
そう言った背景もありモコの新車需要というのはそれほど高いものではないのが現状です。
新車重要があまり高くないということは中古車市場においても数々の軽自動車がひしめく中で戦うには少々弱いと感じざるを得ないところです。
ただモコは比較的女性が好むデザインのクルマとなっており、女性ドライバーがこのモデルを好んで買うこともありますのでそういった面での需要があります。
では実際日産のモコはどのくらいの買取査定がついているのでしょうか?
下記は「価格ドットコム」を参考にしたものです。
・平成23年 41万~75万
・平成24年 43万~85万
・平成25年 51万~103万
・平成26年 59万~117万
・平成27年 73万~132万
というような買取相場となっており、年式が古くなってくると買取査定も下がり、2010年式(平成22年)でも20万円から50万円前後といった厳しい状態になっています。
ちなみに初代モコである2002年式(平成14年)の中古車販売価格を調べてみると、一番安い車両で500円から、高くて33万円となっておりました。(車体本体価格です。)
モコに限らず軽自動車というのは、新しいものに関しては比較てき高い買取値を付けることが多いのですが、
1回目の車検、2回目の車検と車検時を目途に値下がりを始めると言われております。
また、3回目の車検時を越えてくると買取相場はガクンと下がるという傾向も少なくありません。
ということから考え、モコの買取相場は正直高いと言えません。
ただ、最初にも述べましたが、モコは女性に好まれるクルマであります。
少しでも高く買い取ってもらうためには女性好みということを考えた方が良いかもしれません。
ボディカラーは女性にとって一番影響を受けやすいと言われており、「ピーチ」「アクア」「ブルー」と言った可愛らしいカラーが比較的好まれていると言われていて査定もプラスとなることが多いです。
尚、ボディのキズや凹みなどといったところもマイナス査定の対象になりますのでご注意を。
それから内装に関してもかなり気にすると言われておりますので、シートやフロアカーペットなどのシミや汚れなどは取り除き徹底的に洗浄するようにしてください。
カーナビなどの装備品は最初からついていると査定面でもプラスになるようです。
ですので査定する時は、カーナビなどは外さすにそのまま査定の対象にすると良いでしょう。
モコの場合はこういった部分が上質な状態であれば、多少年式が古く距離が伸びていたとしてもそれなりの金額になることでしょう。
また、高査定を期待できるのは2011年発売開始の3代目モデルで、安定した買取価格となっており、中でも人気のグレードであるドルチェXあたりが買取相場では高いとされています。