「開放感をシフトする」というコンセプトをもとに、日産が2004年に発売したミニバンが「ラフェスタ」です。
キーワードに「開放感」とあるように、広々とした室内と後部座席まで広がる大きなサンルールが特徴的で、室内においての開放感は申し分なくゆったりと過ごせる。ということから特にファミリー層には高い支持を得ています。
年々ミニバンの魅力が増していく中、果たしてこの車の買取相場はどの程度なのでしょうか?
今回は、ラフェスタの買取相場について紹介していきます。
ラフェスタをサクッと
まずこの車が発売されたのは2004年9月。
ムラーノの発表会の際フーガなどと共に選考公開され、「リバティ」の後継車種として位置づけられています。
この車のプラットフォームは日産初となるルノー・メガーヌと共通のCプラットフォームが採用しております。
また、後席両側にスライドドアを備えるなど実用性も高い車となっており、発売から翌年の2005年には、「2005年度グッドデザイン賞」を受賞するなど実績のある車です。
その後マイナーチェンジが行われ、カスタマイズグレードのハイウェイスターが追加されました。
しかしながら2011年のフルモデルチェンジの際、標準グレードが廃止され、ハイウェイスターのみが引き継がれるということになり現在に至ります。
ラフェスタの買取相場とその動向
2011年のフルモデルチェンジで現行モデルはハイウェイスターのみの販売となり、買取市場でも中心とされている車両はハイウェイスターがメインとなります。
ではまず、買取市場でのメインとされているハイウェイスターの相場を高い順から見ていきましょう。
このモデルでもっとも高額とされているのが、平成27年式「ハイウェイスターG」で135~160万円。
そして平成26年式「ハイウェイスターG」で111~136万円。
次に平成25年式「ハイウェイスターG スプレモ」で103~128万円と続いております。
というような買取相場になっているわけですが、買取で人気のあるモデルはいずれも「G」モデルです。
一方通常の「ハイウェイスター」はどうなのかというと、平成27年式で比較的新しい車両であっても100~125万円と、年式の古い「ハイウェイスターG」より買取の相場が低いとされています。
やはりハイウェイスターは装備面で劣るというのが要因となっているのでしょう。
ちなみに現在この車の買取平均価格は131.5万円で、半月前は146.8万円でしたので15.2万円値下がりしている状態です。
では続いて通常のラフェスタの買取相場を見てみます。
通常のラフェスタは、平成16年~平成22年まで販売されていた車両でだいぶ古い車となり、買取相場も全体的に低いとされています。
その中でももっとも相場の高いとされている車両は平成22年式の「ライダー」で54~69万円。
次に「ジョイG」で47~60万円という相場となっており、平成21年式だと「ジョイX」が44~55万円。
平成20年式ともなると相場も低くなり「20G」で14~18万円とされています。
この年式以降の車両になってくると買取価格もつかないというケースも多く見られますので、もし、平成20年式以前の車両の場合は、乗り潰した方が良いかもしれません。
最後にラフェスタの買取相場について
これまでラフェスタの買取相場について紹介してきましたが、基本的にリセールが良いモデルとは言い難いです。
さらにミニバンはライバルがゴロゴロひしめいている状態ですので、そう考えるといたしかたありません。
ただ、買取においてひとつポイントをあげるとしたら、内装の綺麗さ(質の高さ)がポイントです。
主にファミリーカーとしての利用が多いですから、当然後部座席に乗車する機会も多いと考えられます。
特にシートの汚れやシミなどには気を使い、万が一汚れていたらしっかりと洗浄しておきましょう。
車として見れば、とても使い勝手が良く実用性においても評価の高い車ですので、日頃からしっかりとメンテナンスを行い、その実用性を壊さないようにしてください。