日産のコンパクトカーの主力、ノート。近年コマーシャルも頻繁に放送され、世間の認知度も高い車種ではないでしょうか。
ヴィッツやフィットに比べてランキングは下ですが、車内の広さはトップクラスレベルで、一時期不安点とされていた安全面もクリアし、万人受けするデザインが人気です。
販売開始が2005年からとまだ10年ほどしか経っていない為、中古車市場での売買も盛んで、買取価格も相場もまだまだ変動・ばらつきがあるようです。
ラインナップは初代のE11型と2代目のE12型の2種類になります。
初代ノート・E11型。マーチやキューブなどの設計と同じBプラットフォームを基に作られ、ボディデザインは、スカイラインを手掛けたチームメンバーが担当しました。
スポーティな仕様のノート・ライダーと、プラズマクラスターイオンつきのエアコンを装備したノート・サルサグリーンも販売され、同年にはグッドデザイン賞も受賞。
世間に出てからものの数カ月で名を馳せた車種なだけに、期待が持てそうです。
前期型に関しては、少し査定額が下がってしまい、約10万円前後とまずまず。
サルサグリーンでも10~15万円、ライダーは20~30万円と、やはり特別仕様の買取相場は高いようです。
後期型からは査定額も上がります。ノーマルタイプ・エアロスタイル共に30万円程度、ライダーになると40~60万円ぐらいが買取相場になります。
2011年の物が一番高く、ノーマルタイプで30~40万円、エアロスタイルの場合は40~50万円、ライダーの場合は50~70万円が相場です。
現行車種である2代目、E12型。ボディーカラーは15色。エコスーパーチャージャーが搭載されていて、低燃費なのにパワフルな走りが出来るのが特徴です。いい意味で初代の面影がないようにも見えます。アラウンドビューモニターで自車を上空からみたり、ぶつかりそうになった時に警告音が鳴ったりと、安全面もバツグンです。
グレードは、ノーマルタイプのものと、スポーティなモデルのライダー、高級志向のメダリストがありあます。
ノーマルタイプのもので40~60万円と、1代目の後期型と比べてほとんど大差は無いようです。最上級グレードのメダリストだと50~130万円と、買取相場はノートの中では一番高いです。スポーツタイプのニスモでは、120~160万円と高額で売買されています。
歴史の浅いコンパクトカーではありますが、まだまだ買取相場が落ちる事は無く、これからのモデルチェンジがきても需要がある車種ではないでしょうか。