仕事で使うことをメインとした商用バンというのはどうしても素っ気ないエクステリアになりがち。
ただこのNV200バネットという車は、エクステリアにもこだわりを魅せたスタイリッシュさが魅力的な車です。
また、この車は「エルグランド」や「セレナ」など数々のヒットミニバンを生み出している日産が手掛けており、仕事用としてはもちろんプライベートとしても使えるこなせるモデルとして好評を得ている車なのです。

そんな使い勝手の良い車、NV200バネットの買取相場について今回は紹介していきます。
興味のある方は、是非参考にしてみてください。

NV200バネットとはどんな車?

まずこの車について説明すると、登場は2009年で商用車である4ナンバー車両だけでなく、7人乗りワゴンタイプの5ナンバー車両も設定されており、とても使い勝手の良い車となっています。
また、この車は海外での販売も積極的で、特に中国やアメリカなどではヒット商品とされています。
2011年にはニューヨーク市のタクシーである「ニューヨークタクシー」の次世代標準機種に選出されるなど、世界的にも知名度のある車となっています。
また、日産のBセグメント、通称Bプラットフォームを採用し、FFと小型サスペンションとの組み合わせで低床化を実現。
非常に乗り降りしやすく高齢者でも容易に乗り降りが行なえる便利な車です。
さらには車いすにも対応したモデル設定もあるので、法人での需要も高いとされています。

NV200バネットの買取相場はどうでしょうか?

実用性が高く、特に法人や仕事用としての利用が多いこの車の買取相場は、決して高いものとは言えません。
というのも中古車市場を見てみますと、この車の中古車在庫台数はおよそ50台とその流通量はとても少ないのです。
流通量の少なさの要因として考えられるのが、この車は一般ユーザー向けに作られた乗用ミニバンではなく、どちらかと言うと法人や仕事用をターゲットとして作られている車ということが考えられ、仕事としてこの車を使用しているという人は、売却などは考えず乗り潰すといった人達が殆どですので、あまり売却されず中古車としての流通量が少なくなるのです。
では、一般ユーザー向けのミニバンとしてこの車を見るとどうなのか?ということですが、みなさんもご存知のように、ミニバンというのは車業界の中でもかなりの激戦区となっています。
例えばノアやヴォクシー、セレナやステップワゴンなどなど、ミニバンにはそれぞれ競合が名を連ねており、一般ユーザーに対してのこの車の人気はかなり劣っていると言えます。

ではNV200バネットがどのくらいの買取相場になっているのかを見てみましょう。
この車でもっとも高い買取相場となっているのが平成27年式の「16X-2R」で108~133万円です。
次に平成25年式の「16X-2R」と「16X-3R」で同じく100~125万円となっており、
さらに平成24年式「16X-3R」で84~106万円と続いております。

ちなみにこのNV200バネットの買取相場でもっとも高いとされている平成27年式の「16X-2R」ですが、新車価格は1,937,520円となっておりますので、一年弱で60万円ほど値落ちしていることになります。
一年ちょいでこの値落ち幅ということは、査定においても少々覚悟が必要かもしれません。

NV200バネットを売却するなら

さて、NV200バネットの買取相場を見てみましたが、相場は正直良いとは言えないのが現状でした。
ただ、一般ユーザーで考えると人気はそれほどありまえんが、仕事用車としての人気は高い車です。
中には「仕事で使うだけだし、しっかり走ってくれれば良い」という人が大勢いますので、そういった人達を見込んで、中身のエンジン部分などはしっかりメンテナンスを行い、良い状態を常に保っておくというのが一番重要なところです。
もちろん内外装の綺麗さも重要ですので、日頃からマメに洗車などを行うようにしてください。