2001年に登場した、ホンダ・フィット。1代目から現行車種の3代目まで、燃料タンクをフロントシート下部に配置した、「センタータンクレイアウト」を一貫し、他のメーカーと比較しても車内の空間が一番広いコンパクトカーとして注目されました。

近年減少しているマニュアル車ですが、現行車種でもマニュアル仕様がある車でもあります。
3代目からは、ガソリン車とハイブリッド車のラインナップがあり、フィットのルックスはそのままで低燃費車に乗ると言う事も可能になりました。
このハイブリッド仕様は人気が高く、同じフィットの中でも買取相場がひとつ高い位置にあります。

実はこの車の初代モデル、当初プリウスの3代目が出るまでは日本車歴代トップの48000台を記録し、その年内にグッドデザイン賞と日本カーオブザイヤーを受賞した強者なのです。
その人気は日本だけに留まらず海外でも人気を集め、フィットシリーズの世界販売累計は487万台にも達します。
エンジンはホンダらしくNA(ノンターボ)のみですが、車重自体が1.1トンぐらいと軽いので、パワー不足を感じる事はそんなにないかと思います。

新車の価格は一番高い物でも170万円程度なので、一概には言えませんが中古車市場の買取価格は、年式・グレードによって少し厳しいものもあります。

今お持ちのモデルが1代目の場合、走行距離とコンディションがポイントになってきます。
しかし、古いモデルなので、走行距離が少なくて状態が良くても数万円程度。
よっぽどいい状態のものでも10万円ぐらいまでが買取の相場になるかと思います。

2代目のモデルの場合、9年前の2007年から販売となるので、1代目よりかは買取相場が高くなっています。
スポーティーな仕様の「フィットRS」は特に人気があるので、高額で売買される事が多いです。
1代前の型落ち車種でもまだまだ人気があるので、根気強く色んな買取業者さんに聞いた方が良いかと思います。
ノーマルグレードで20万円前後。RSであれば50万円前後が相場と言われています。。

3代目のマイナーチェンジが2016年3月末から4月の中旬の間で行われるとの事なので、
現行車種が暫定で前期型と言う事にもなりえるので、3代目を高額で売りたい人は今がベストだと思います。
グレード云々は抜きにしても、買取額が50万円以下になる事はほとんどないでしょう。
高い物になると100万円で買い取られる物もあります。現行車種なのに買取相場が厳しいのは少し惜しいところです。

コンパクトで実用性が高く、購入する時の選択肢が多い、ホンダ・フィット。
マイナーチェンジ後の中古車市場の動きと、今後の買取相場に期待したいところです。