弾丸のようなルックスの低燃費ハッチバックカー、ホンダ・フィットハイブリッド。
2010年から2013年まで発売され、低燃費車の中でもコンパクトで扱いやすい車でした。
元々が購入しやすい価格のフィットがモデルなので、ハイブリッドカーの中でも低価格で、ベースグレードを160万円で購入出来ます。インサイト同様、モーターのみでの走行も可能となっています。
ハイブリッドカーの強みである燃費ですが、初代と2代目・排気量で若干の違いがあるので、その部分にプラスαを交えて挙げていきます。
初代フィットハイブリッド、GP1・GP4型。
ルックスは従来型のガソリン車さながら、エンジンとモーターを掛け合わせる事によって低燃費になりました。排気量のラインナップが1.3Lと1.5Lの2つで、それぞれ燃費には差があります。
1.3L車の燃費ですが、リッターあたり26.4km走行可能とメーカー公表値で出ています。実走行では23km前後だそうです。走り方によっても変わってくるので、人それぞれと言ったところでしょうか。
1.5L車には更に2つタイプがあります。
CVT車モデルですが、大幅に燃費が変わりリッターあたり22.2kmに落ちます。基本的には、排気量は大きくなればなるほど燃費が悪くなりますが、それが現れてしまったのでしょうか。
少し残念ではありますが、まだまだ低燃費の部類に入ります。
実走行で20km前後の人が多いみたいです。
6速MT車ですが、RSというスポーツタイプの車です。リッターあたり20.0kmとかなり落ちてしまいますが、その分走りを楽しむことは出来そうです。
ちなみに、ガソリン車のフィットの燃費はリッターあたり18kmと、差はほとんどありません。
2代目フィットハイブリッド、GP5型。
現状、これが最終型のフィットハイブリッドになります。
見た目はエスティマの様な流れるフォルムで、運転席からの視野も良好に思えます。
排気量のラインナップは1.5Lのみですが、駆動方式がFFと4WDの2種類、加えてベースグレードと特別仕様とスポーティ仕様があるので、それによって燃費が変わります。
ベースグレードの燃費ですが、FFの場合はリッターあたり36.4km、4WDは29.0kmも走る事が出来ます。
初代に比べ大幅な燃費向上になりました。
特別仕様車の燃費は微妙に落ちてしまいます。
FFでリッターあたり33.6km、4WDで28.2kmとなります。
4WDに関しては気にならないレベルかもしれませんが、FFでは2.8kmも落ちてしまいます。FF車で燃費重視であれば間違いなくベースグレード一択ですね。
スポーティ仕様車ですが、初代RSの位置づけと言いたいところですが、外観や細かい部分が「スポーティ」なだけでMT車ではないので、個人的には全く別物だと思っています。
FF車の燃費はリッターあたり31.4km、4WDでは27.6kmと、2代目では一番燃費が悪いです。
とは言え、初代フィットハイブリッドよりは低燃費です。
ホンダのハイブリッドハッチバックの代表格、フィットハイブリッド。
走りが好きな人にも、エコにうるさくて自然に優し人にも乗りやすい車なんだな、と感じました。