2代目フィットをベースにしたステーションワゴン、ホンダ・フィットシャトル。
エアウェイブの後継車でもあり、フィットと同じくガソリンタンクを前側に配置されていて、居住性に優れた車です。
型式は初代型のみで、前期型と後期型に分かれています。
販売期間は2011年6月から2015年3月。年式としては新しい方なので、買取相場にも期待が持てそう。
実際はどれぐらいの査定額が付くのかを見ていきたいと思います。
前期型フィットシャトル。2011年6月から2013年まで販売されました。
見た目だけで言えば、エアウェイブと比べて段差の少ない丸みを帯びた形状で、ヘッドライトは大きな物になりました。
排気量は1.3Lと1.5Lの2種類。駆動方式はFFと4WD(ガソリン車のみ)。変速機はCVTと5速ATが用意されています。
ステーションワゴンとして利便性は劣らず健在で、乗降・積載・運転をトータルで見ても非常に使い勝手の良い車です。
買取相場の方ですが、ベースグレードの15Cで50万円から65万円。快適装備が整った上位グレードの15Xで70万円から90万円。特別仕様のファインラインは15Xに5万円から10万円程の査定額が上乗せされます。
ストレスのない加速フィーリングとロードノイズの無さが、中古車市場での需要が高い一番の理由だそうです。
後期型フィットシャトル。2013年8月から2015年3月まで販売されました。それ以降は後継者のホンダ・シャトルに引き継がれる為、後期型が最終型となります。
前部のグリル等が再デザインされスタイリッシュな印象になり、全グレードにおいてセキュリティーアラームが搭載されました。グレードラインナップは前期型と変わりませんが、インテリアの質感が向上しているので、ベースグレードでもある程度満足できる仕上がりになっているのがうれしい所。

買取相場は前期型よりも良く、15Cでは70万円から85万円。15Xでは90万円から110万円が相場となっています。
外装とインテリアの双方がクールなデザイになった、クールエディションという特別仕様車がありますが、見た目だけの変化が強いのでパドルシフトつきの15Xには査定額では勝てないようです。買取相場は80万円から95万円程度です。
前期型と後期型共に、剛性が強い事による安全性能の高さと、トランクルームの積載容量が多い事で人気が高いので、フィットシャトルを求めるユーザーが多いのは事実です。
需要のある車であれば、買取業者さんも積極的に買い取ろうとします。売れるのは確実かと思いますが、少しでも高額売却していのであれば、事前に洗車でキレイにして車内も掃除しておくことをお勧めします。