フィットよりもボディーが少し大きくなったフィット・シャトルの燃費は?

ホンダのこれまでのイメージ

ホンダは、これまでに若年層よりも少し上の人から中高年向けのタイプの車のデザインに力を注いでいるような感じがします。
そしてコンパクトカーもどちらかというと、同じような人に支持されているようです。
最近は、とてもシャープなカットでデザインされたボディーでそそらされるような車で今後も期待できそうです。
その中でも、今では、廃盤になってしまっているが、シャトルと命名され生まれ変わって後継をしているが、その前までは、フィット・シャトルとして2015年3月まで販売していました。
それではどのような車なのか?燃費などに焦点を当てたいと思います。

フィットから少し一皮むけ大きくなりました

フィットよりもボディーが少し大きくなるように設計されましたが、名前の由来(シャトル)にちなんで、ラッゲージルームを広くしただけではなく、全体的な大きさも目で見てもはっきりわかるぐらい変わっています。
ラクラク荷物を積むこともでき、行きも帰りも気兼ねなくたくさん詰め込めるというイメージどおりに仕上がっており、とても詰み込みやすくて満足のいくフィット・シャトル。
そのままどこへでも行きたくなるような・・気分にもなります。
でも、燃費が気になって行けない・・・なんて言わせません。
フィット・シャトルはきちんと低燃費を考慮したデザインです。

それでは、どのようにして燃費を抑えられるように工夫してあるのでしょう。

ご存知のとおり、走行中に、車は空気に対する抵抗力を受けることで加速することができずに、燃料ばかり消費してしまいます。
そうならないように、考え出され、フィット・シャトルで採用されたのが、『空気の流れを作る風洞と空気の流れをスムーズにさせるためにルーフラインの角度も空気抵抗をとことん減らすべきか!?』、それとも『荷室の広さを取るか!?』の両方を練りこんだ思考に思考を重ねた結果生み出され、最高の広さと、同時に燃費を抑えることができました。
・・・カタログ燃費14.6~18.6km/L

 

それでは、実燃費はどうでしょう。

一般道で特別に渋滞にはまるわけでもなく、エアコンも適度な状態で使用した時の走行時・・19km/L前後
近場で、買い物とか子供の送り向かいなどでは・・12.0km/L前後
高速道路などでも、一般的な走り100km/h~120km/hでのスピードでは・・18.0km/L前後

というような結果ではありますが、平均して16.0km/Lあたりを目安として考えても、実際、実燃費20.0km/L前後を記録している同じようなコンパクトカーもありますので、そんなにも悪くも無く、特別に良いというわけではない、最も標準的な数値ではあるとは思います。
高速道路で、加速をしてもこれぐらいの数値であれば、楽しんで乗れること間違いなし・・とでも言えよう。

ハイブリッドフィット・シャトルではどうでしょう。

2011年~2013年のタイプ
JC08モード・・25.0km/L??10・15モード・・30km/Lと表示されている。

でも、実燃費はどうでしょう。
近場など、ちょっとしたお買い物や子供の送り向かいなど・・13.0km/L
一般道などで、エアコンも適度に作動、渋滞にはまるわけではなく

快適なドライブなど・・23.0km/L
高速道路などで、100km/h~120km/hでのスピード・・18.0km/L
平均的な実燃費は・・・18.0km/L
高速道路などでの実燃費20.0km/L

という数字がでていますが、あくまでもこの数字をだせるように運転すればということであって、平均的ではありません。

そもそもハイブリッドカーとしての役割が果たせる乗り方として、止まってからの発進や減速の両方が多ければ多いほど、ハイブリッドとしての効果がよく現われるのです。
ですから、一定速度で走り続ける場合などは、デメッリトになることもあり得ます。
つまり、燃費効率とは少しかけ離れてしまうかもしれません。
ところが、特に、この狭い日本では、渋滞にはまることも、信号での停止などが多いので乗りやすいのかもしれません。

2013年8月にモデルチェンジしたフィットシャトル・ハイブリッドの燃費

JC08モード・・25.2km/L数字の上では、アップになっていますが実燃費はどうでしょうか・・
正直、あまり今までとは変わらないようですね。

フィットシャトル・ハイブリッドの出せる主な実燃費は・・・
フィットシャトル・ハイブリッドは実燃費のデーターを見ても17.0km/L~20.0km/Lあたりが妥当な限りです。
ちなみに、燃費達成率でも、平均的な実燃費18.0km/Lという観点から60%以上というすばらしい結果もあります。
そして実際に乗られている人も、大満足とまではいきませんが、実燃費に関しても、カタログ燃費との大差がないことに好評でした。
燃費を最重要視している人からすればもっと燃費達成率が高いことを望むと思いますが、はっきり言って、従来のフィットよりもあれだけボディーが大きくなっていながらも、ここまで出せるのは素晴らしいと思います。
さすがにホンダは車という物つくりに対する技術をより進化させてくれます。
そして、これからも進化し続けていくのでしょう。