ホンダのトールワゴン代表格、ライフ。
スズキ・ワゴンRと同じぐらい「軽と言えば」と言われる車種で、中古車市場でも需要の高い車です。
販売開始は1971年と以外にも遅く、2014年に販売が終了しました。
今までホンダを支えてきた長寿軽自動車、ライフ。
買取相場がどのようになっているのかを挙げていきたいと思います。

なお、初代ライフはクラシックカーのジャンルにあたり、マニアの間だけでの高額売買になるので、2代目以降のモデルに焦点を当てたいと思う。
2代目ライフ、JA4型。
初代ライフから数える事26年の時を経て、セダンから軽トールワゴンに姿形を変え、蘇りました。
軽自動車の法律が変わる直前のモデルなので、1997年から1998年10月までの約1年半しか販売されませんでした。
買取相場は絶望的で、買取額が付くことはほぼないです。
よっぽど走行距離が少なくボディもキレイであれば、数万程度のお小遣いにはなるかもしれません。
3代目ライフ、JB1・2・3・4型。
1998年10月から2003年9月まで販売されました。
衝突安全性能が向上し、全グレードに4WDが設定されました。
全体的な形はあまり変わりませんが、正面からの顔つきは少し鋭くなり、スタイリッシュさが増しました。
2代目同様買取相場は厳しく、査定額はほとんどゼロに等しいです。
唯一の沿いがあるとすれば、ターボ仕様車であるダンクのみとなります。
ギヤ比や足回りがスポーティな仕様になっていて、査定額は頑張っても5万円が限度かと思われます。
4代目ライフ、JB5・6・7・8型。
2003年9月から2008年11月まで販売されました。
女性ドライバーをターゲットに開発され、丸みを帯びたボディと運転のしやすさで人気をつかみました。
また、当時では珍しいインパネシフトも話題になったそうです。
買取相場は幾分ましになり、ベースグレードモデルのC(少しグレードの高いFとDも同査定額帯)で、10万円から17万円程になります。
オーディオレス、マイクロアンテナ、エアロパーツにスモークテールランプが装備されたディーバというグレードもあり、査定額は20万円以上付くことが多いようです。

ターボ仕様のFターボやディーバターボにもなると、30万円から40万円にも買取相場が上がります。

特別仕様のハッピーエディション・コンフォートスペシャル・ファインスペシャルがありますが、ベースグレードと査定額は変わりません。
ヘッドライトの曇りがなくキレイな状態であれば、買取業者さんに少しでも高額で買い取ってもらう時の交渉の材料になるかもしれません。
最終型ライフ、JC1・2型。
2008年11月から2014年まで販売された、最後のライフです。
2009年にはグッドデザイン賞を受賞し、ライフ復活から17年間販売され幕を閉じました。
見た目は2代目を意識した少し角ばったデザインになり、助手席のトレイは広く便利なものに改造されました。
シンプルで必要最低限の装備に抑えられた、ベースグレードのC。
買取相場は25万円から60万円です。
年式が新しい方なので、査定額は底上げされています。

スマートキーとハンドルの位置を調整できるチルトステアリングが追加されたG。
ベースグレードのCと同額の買取相場になっています。
14インチアルミホイールとフォグライト、運転席の高さが調整できる機能が備わったディーバ。
30万円から70万円と買取相場は少し上がります。
ディーバターボの場合、プラス5万円程度の査定額になります。
軽自動車のなかでも歴史深いライフ。
最近発売された軽自動車には敵わないものの、年式にしては買取相場がある程度安定している車種かと思います。