ホンダの軽トールワゴン、N-ONE。
同系のN-BOXから派生したモデルで、ミニだとかクーパーとか言う名前の車に顔が少しだけ似ています。
ノンターボとターボモデルがあり、どちらも小さくて軽いのに非常にキビキビ走ってくれます。もちろん低燃費を意識して作られていて、リッターあたり28.4km(4WDは23km)の走行が可能です。
軽自動車と言えども、日本では需要のあるカテゴリーなので、買取相場は決して低いわけではありません。
ラインナップは初代のみ(FFはJG1、4WDはJG2)となるので、細かい仕様変更やグレードなどでの比較になります。
ご自分のN-ONEがいくらぐらいで売れるのかを見てみましょう。
前期型。2012年11月から2014年5月まで販売されていました。

ベースグレードのGの場合、40万円から60万円が買取相場です。
Gの機能と質感が向上したG・Lの場合ですが、Gにプラス5万円ほどプラスの査定額になります。
クルーズコントロール・ターボ・パドルシフトがついたツアラーは、少し上がって50万円から60万円ぐらいが相場です。
最上級にして最高級グレードのプレミアムは、前期型では最高額の60万円から75万円での査定額になります。
一度目のマイナーチェンジ、細かく言えば実質の中期型。2014年5月から2015年7月まで販売されていました。前述したグレードの詳細は割愛し、新たに出たグレードのみ詳細を挙げます。

Gの時点で買取相場の底上げが見られ、60万円から70万円が相場です。
G・Lの表記がG・Aに変わり、相場も70万円から80万円に上がりました。
無印のツアラーの場合は査定額が変わらず、少し内装グレードが上がったツアラー・Aの場合は80万円から90万円まで上がります。プレミアムツアラーの場合は100万円前後になります。
プレミアムの場合は前期型よりも相場が上がり、90万円から110万円ほどになります。
ここまでの査定額なれば、買い取ってもらう時もある程度は納得できる価格ではないでしょうか。

二度目のマイナーチェンジ、現時点での暫定的な後期型になり、2015年7月から販売されています。
年式的にほぼ新車(新古車でしょうか)なので、またまた買取相場の底上げがされています。
理由は不明ですが、後期型の買取相場はグレードごとの差がほとんど無く、平均的です。
よく言えば、新車価格をあまり上げずに、よりよい車に乗ってもらいたいホンダの心意気の現れ、と言ったところでしょうか。

GとG・A共に、70万円から90万円が買取相場になります。
Gの車高を下げたG・ローダウンだと、90万円から110万円になります。
プレミアムの買取相場は変わらず、90万円から100万円程度です。
落ち着いた印象で、運転席と助手席にシートヒーターが装備されたモデルには「SS」が付いていて、120万円まで査定額が上がります。
最近の乗用車も軽自動車も、仕様やグレードが細かすぎる様に見えるかと思いますが、よく見てみれば実は大きな部分の変更点が大半数を占めています。
たった一つグレードが違うだけでも査定額は変わるので、ご自分のホンダ・N-ONEの買取相場を良く知ってから買取業者さんに見てもらいましょう。