ボルボ・V50はボルボが販売しているステーションワゴンモデルの中でも最も一般的なモデルで、とても扱いやすいボディサイズなどといった理由から日本でも比較的売れたモデルなのです。
比較的売れていたということは買取相場ももしかして?正直この車の買取相場が気になるところであります。
ではまずボルボ・V50の買取相場について話していく前に、ボルボ・V50という車はどんな車かを紹介しましょう。
ボルボ・V50は2004年から2012年まで生産されていたステーションワゴンで現在では生産終了となっています。
この車は2007年にボディサイズの変更、そしてヘッドランプ、テールレンズの意匠変更、さらには1.8L直4フレックスエンジンの追加などの大幅なマイナーチェンジが行われました。
以来そのままの形をキープしてきた車であり、2004年から2007年までのモデルを前期型、2008年から2012年までを後期型として分類されています。
ちなみにボルボ・V50はステーションワゴンタイプなのに対し、この車のセダンタイプがS40となっています。
というような感じで、ボルボ・V50は約8年間に渡り生産・販売されていたわけなのですが、その買取相場はどのようになっているのでしょうか?
見ていきましょう。
まず、この車の人気モデルとしては、ボディサイズも変更とデザインもなり大きく変わり、デュアルクラッチトランスミッションなどが搭載された2008年からの後期型モデルとなっています。
買取相場的にも「前期型」と「後期型」と比べるとその差は大きく違い、前期型である2004年式の2.4グレードで走行距離数が約35000キロの車両でおよそ30万円程度と少々低めの買取相場になっているのに対し、後期型である2011年式の2.0クラシックグレードで走行距離数が約15000キロ走行の車両がおよそ200万円前後の高値がついたという話もあるくらい前期型と後期型とでは買取相場に大きな違いが生じており、これは新型が出たとたん、旧型の価値がガクンと下がってしまうという傾向が関係しているのでしょう。
この車の中でもっとも買取相場が高いとされているモデルというのが2.5リッター直列5気筒ターボエンジンを搭載した「2.3Tシリーズ」となり、このモデルで程度良好の車両でありば、もしかしたら200万円以上の高値を期待する事も出来るでしょう。
また、2009年に追加設定された2ペダルMTで 2.0Lエンジンの各グレードなどは、中古車市場での人気も高いみたいですから、走行距離の少ない美車両状態であればまだまだ高価買取が期待でます。中古車市場で人気のある車両は買取の需要も多いということに繋がるわけです。
ただ、このようにボルボ・V50で200万円以上の買取査定額が付いたというのはとても良く評価してくれた場合で、前期モデルや走行距離が10万キロを超えてしまっているような車両、ボディにキズやへこみ塗装の劣化などが目立つ車両は最悪査定額がつかないという場合も多々あるので、日頃から出来るだけ愛車を綺麗に保ち、メンテナンスをしっかり行っておくということが重要になってきます。
そして、買取業者選びはもっとも重要になってくるでしょう。
適当な買取業者を闇雲にあたっても時間と労力を無駄にするだけであまり意味のある行動とは言えません。
これは他の車を売却する際にも言えるのですが、その車両を欲しがりそうなお店に持って行くことが一番効率良く、高値で買い取ってもらえる最大なカギとなります。
ましてやボルボ・V50のように少々マイナーとも言える輸入車の場合は特にです。
ボルボ・V50のような少しマイナー車になると国産車の人気車種の様に万人受けはしませんが、逆を言えばそのマイナーさが希少価値を生む可能性も秘めています。
その希少価値を分かってもらえるのはその車に詳しい専門家、いわゆる専門店です。
単純にその辺の中古車屋さんで査定をお願いしても、その車の買取相場を基準に判断されるだけなので、希少価値うんぬんはあまり関係ありません。
ただ専門店になってくると、その車が今どのように評価されているのかな等の動向や情報を詳しく把握しているので、もしその車が希少価値が上がっている状態であれば当然高値で買い取ってもらえるということになるのです。
いずれにせよ、ボルボ・V50という車は販売当時から人気のある車として知られてきていましたから、買取業者さえしっかり選べは高価買取も期待できる車両と言えるでしょう。