欧州車のような万人受けするような人気はそれほど無いものの、ただボルボには根強いファンが存在している。
そんなボルボ「V50」はパワートレーンの変更を中心にマイナーチェンジを受けましたが、その後の2012年にハッチバックのV40に変更され、V50、セダン・ワゴンモデルともに消滅したのです。
ただ、消滅してしまったとは言え人気のある車種ですので、今回はボルボV50の評価を今一度お伝えしていこうと思います。
ボルボV50の車両価格は評判が良い
まず、この車のベース車となるのが2.0eパワーシフトで、当時その価格は300万円を299万円という価格設定。
従来のモデルよりも46万円も安く設定されていたのだ。
パワーも2.4Lモデルで140psだったのに対して145psと少々上回っているのにも関わらず値下げしているところは、大いに評価してあげたいところです。
新車時の価格が抑えられた分、中古で購入する時はさらにお求め安い価格となるので、ボルボV50はオススメと言っても良いです。
ボルボV50の走り性能はどうなのか?
エンジンの評価としては、際立ってパワフルというエンジンではない。
特別際立ってパワフルなエンジンではないものの、6速パワーシフトと呼ぶトランスミッションと組み合わされた点はとても目新しいとも言える。
このトランスミッションの組み合わせは、フォルクスワーゲンが得意にしているのが、DSG式と同じもので、変速時にパワーを途切れさせることなく伝えることができるため、変速時にニュートラル状態が無く、加速や燃費が良いのです。
最近ではヨーロッパメーカー各社でこのような方式が広がっており、新世代のトランスミッションと言えるのです。
ただ本来このデュアルクラッチというのは、加速などには力を発揮するものの、発進時や渋滞などの低速時が少々苦手で、ガクガクしたりギクシャク感があるのでちょっと扱いづらい部分もあるのですが、このV50にはその苦手な部分が解消されているようで、発進時や低速域だけでなく、加減時の変速時もとても良く仕上げられておりスムーズにギアが切り替わる。
さらに、パワーシフトがエンジンの性能を効率良く引き出してくれるので、気分良く爽快にドライビングが愉しめるであろう。
ボルボV50の燃料消費量の評判は?
新開発により、この車のエンジンとトランスミッションが新しくなったことで、ボルボV50の燃費は大きく向上したようだ。
その差は歴然で、以前の2.4アクティブが9.5km/Lだったのに対し新しくなったこの2.0eパワーシフトは11.6km/Lにもなっていることから、この車の燃費向上幅したというのはやはり評判も良く、高く評価したいところであります。
ボルボV50の総合的な評判はいかに(まとめ)
ボルボ・V50という車のイメージは、正直おじさんが好む車という認識があったが、今回導入された2.0eのパワーシフトのおかげでとてもしっかり、そしてしなやかさのある乗り味へと変貌を遂げており評判は上々。
エンジンは以前より小さくなってはいるものの、トルクがアップされているので力不足という感じはなく、パワーシフトがアクセルの踏み込みに応じて自動的に最適なギアを選択してくれるので、チカラが増したように感じるし、また、静粛性も以前に比べて遥かに向上しておりとても静かになり、ロードノイズも改善されているので愉しく運転ができ、それでいて心地良い。
また、ボルボV50の評判が良いポイントは価格!
前に記述したとおり、この車の新車価格は300万円を切るといったこのクラスでは珍しい低価格設定を実現しているという部分で評判が良いですね。
ただ、既に販売を終了しているので新車では購入できないのが残念のところもあるのだが、新車で購入するよりも中古で購入する方が断然安いのでお得。
ここ最近ではベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンと欧州車の人気が目立っているなかで、北欧スウェーデン産であるボルボもまだまだ捨てたものではない
やはり最近の経済情勢を見ていると、輸入車というのは国産車以上に厳しい状況だが、新開発されたパワートレーンを搭載し、尚且つ大胆な価格設定を行ったボルボV50は、今後輸入車を買おうとするユーザーにとって、大きな検討材料に入るのではないだろうか。