ボルボ・V70。スウェーデン生まれのステーションワゴンで、1996年から今日日に至るまで販売され続け、母国では一番長く販売されている車種です。
前面の操作パネルにはウッドパネルが多用される他、標準で6本スポークのアルミホイールが装着されるなど細かい所まで手を抜いてないのが良く分かる。
日本でもブランドネームの人気が高く、独特のエンブレムが輝きを放ちながら走っているのを見かける。
スナイパーライフルを持った「通り名に13が付く男」をイメージさせる(個人的には)ボルボ・V70。買取相場を挙げていきたいと思います。
初代V70。1996年から2000年まで販売されました。
角張った外観で、ボディフォルムだけ見れば初代ジープチェロキーに似ている様にも見えます。
ラインナップは5つあり、2.5・2.5 20V・ターボ付きの2.5T・スポーティモデルの2.3LT-5・ターボ付きフルタイム4WDとなります。
むち打ち防止シートとABSが全グレードで標準装備されているのがうれしいポイントですね。
10年以上の年式になりますが、買取相場はどうなっているのでしょうか。
残念ながら査定額が付かない事が多いようです。修理費用にお金がかかる事とパーツの少なさが原因のようで、こればかりは社外品オプションとかでなんとか査定額を上げるのも無理に等しいようです。諦めが肝心な事もあるので、なんとか費用ゼロで廃車にしてもらうように交渉するのが利口なようです・・・。
2代目V70。2000年から2007年まで販売されました。
先代モデルとは打って変わって、丸みが強いフォルムへと変更されました。
前から見ればスポーツカー、後ろから見ればワゴンというコンセプトのもとに作られたそうで、よりパワフルな走りが可能となっています。
むち打ち防止シートとABSの他に、盗難防止のイモビライザーも標準装備として追加されています。
時代の流れに沿って進化した、とでも言うべきでしょうか。
先代で惜しくもゼロだった買取相場ですが、2代目では・・・。
20万円から30万円程度が相場のようです。これだけの額なのでグレードごとの説明は不要かと・・・。
ん~、ボルボなのになんでこんなに低いんだろうか。外車=値段が高い、の固定概念が覆されました。ホント不思議でなりません。
どのグレードを見てみても、「査定額低すぎはしないかい?」の一言に尽きます。
3代目V70。2007年から販売されています。ここまで新しい年式であれば・・・きっと高額査定が見込めるはず。
洋画に出てきそうな未来的な外観で、直5エンジンはもちろんのこと、V70では初の横置き直6エンジンもラインナップされています。
ボディサイズは一回り大きくなり、車内の居住性と荷物の積載性が向上しました。
前・中・後期型があるので、以下はそれぞれの買取相場になります。
2012年までは前期型、70万円から150万円が相場。
2013年からが中期型、130万円から200万円までが相場となっています。
2015年からは後期型になるのですが、販売から間もない事もあって、まだこれといった買取相場が出ていません。数台ほど中古で出回っているそうですが、1年ほどたった現在の相場は300万円から380万円程になるそうです。
流石ボルボと言いたいところですが、年式格差が大きすぎる気がします。
スウェーデンの大衆ステーションワゴン車、ボルボV70。
目の前を通り過ぎる度に、白いスーツを着た角刈りのダンディが乗っているのではないかと想像してしまう、そんな1台なのではないでしょうか。
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