使い勝手の良い軽ワゴン、スクラムワゴン。
スクラムワゴンと言えば広々とした車内空間が魅力的です。
特にお子様がいらっしゃるファミリー層には好評で、荷物を持ったまま開閉可能な電動スライドドアなど、便利機能も充実していることから、マツダの人気軽ワゴンとなっています。

ではまずこの車について詳しく紹介していきましょう。

スクラムワゴンとは

この車が登場したのは1999年12月で、一足先に登場したバンタイプとは後部座席の回りの構造が異なり、シートの位置をバンより90mm後方に設置することで、乗用軽ワゴンらしい余裕のスペースを確保しながら、同時に165mmのシートスライド、さらにはリクライニング機能を採用するなどくつろげる空間を重視した作りとなっています。
現行モデルにおいては走りに関しても定評があり、DOHCターボエンジンを搭載するなど市街地はもちろん、高速道路でもキビキビとした伸びのある走りが愉しめる軽ワゴンとなっているのです。
ゆったりとした乗り心地が実感でき、たっぷり荷物を積み込める軽ワゴンを探しているユーザーは結構いますので、このような使い勝手の良い車は中古車市場でも人気の高い車とされやすいのです。

というわけで、スクラムワゴンの買取相場は現状どのようになっているのでしょうか。
気になるこの車の買取相場の動向を見てみましょう。

スクラムワゴンの買取相場はどうなっているのでしょうか

まず、マツダ車というのは買取相場において若干ブランド力に欠けるという部分があり、最近ではそのブランド力も上向いてはいるものの、依然トヨタなどに比べると若干弱めです。
ただ、スクラムワゴンに関しては実用性の高さからマツダというブランド力はあまり関係なく、大きな値崩れを起こすことなく買取相場も安定した価格水準を保っています。
基本的にこの車は年式が新しく走行距離も少ない車両は相場も高くなるといった、一般的な価格変動をしているので、単純に車両の状態に応じて査定格も決まるとされています。

では実際にスクラムワゴンの過去5年間の買取相場を見てみますと、
・平成23年式「PZターボ」78~99万円。
・平成24年式「PZターボ」78~102万円。
・平成25年式「PZターボ スペシャルパッケージ」85~108万円。
・平成26年式「PZターボ」83~110万円 。
・平成27年式「PZターボ」102~127万円、「PXターボ」110~135万円 。

というような買取相場となっており、一番買取が高いとされている。
平成27年式の「PXターボ」の新車販売価格は155.6万円ですので、例えば買取価格が110万円としてもその差およそ45万円程度の差ですので、この車の相場は安定していると言えます。
ただしこの車の価格推移も、車両の状態に応じて価格も決まってくるという考え方が最も自然であり、常に車のコンディションにはこだわるっておくというのはとても重要です。
特に外装の傷や凹み、内装のシミや傷・消耗品の劣化などは買取価格に大きく影響を与えるので、購入するユーザーの気持ちになって、良い状態を維持していくことが高値を付けるポイントだと考えられます。
またこの車はボディカラーも査定の対象となっており、特に「ホワイトパール」や「ブルーイッシュブラックパール」については査定も評価されやすいとされています。

1円も高くこの車を売却する為には

スクラムワゴンの購買層はファミリー層がもっとも多いということから、家族でのおでかけに便利なナビゲーションやETCはもちろん、後部座席でもDVDやTVが楽しめるリアシートモニターなどが装着している車両であれば査定もプラス評価になりやくなります。
また、ファミリー層以外にもこの車はドレスアップ車としても需要があるので、ホイールのインチアップや適度なローダウン、控えめなエアロパーツなどが装着してある車両も評価されやすいです。
いずれにせよ、使い勝手が良く軽ワゴンとしての歴史も長いスクラムワゴンですから、相当コンディションの悪い車両でない限り査定は付くはずですので、どのくらいの査定額がつくのか一度見て貰うのも良いでしょう。