コスパも良く、何かと便利な軽自動車の人気は今もなお右肩上がり。
なかでもダイハツやスズキなどは相変わらず人気が高く、買取相場も高い水準をキープしている。
一方、アテンザなどで知られている「マツダ」ですが、しっかりと軽自動車も販売しているのです。
とういわけで、今回は軽自動車部門ではあまり馴染みのないマツダ自動車から販売されている
「フレアワゴン」の買取相場について紹介していきたいと思います。
フレアワゴンとはどんな車?
この車が登場したのは2012年6月、初代モデルとして登場したこの車はパレット(スズキ自動車)のOEM供給を受け、軽のトールワゴンとして発売されました。
この車の外観はほぼパレット同様で、エンブレムなどが変更されている以外は同じカタチをしていました。
その後、2013年にパレットの生産が終了となり、その後継車にスペーシアが登場。
この流れを受け、フレアワゴンはベース車両をパレットからスペーシアへと変更され、これまたスペーシアとカタチに変わりはありません。
販売元が違うだけのほぼ同じ車。ですが新車購入時の値段はスペーシアの方が割高となっており、その「スズキ」と「マツダ」の違いで買取相場にも影響してくるのではないでしょうか。
では次にフレアワゴンの買取相場を紹介していきます。
フレアワゴンの買取相場はいったい?
この車の特徴として電動スライドドアなどが搭載されており、特に荷物が多い時などの乗り降りが非常に楽です。
お子さんを抱いているお母さんなどにもとても好評で、ファミリー層にはとても人気のある車です。
この車のようなトールワゴンは天井がとても高く、室内で着替えなども出来るのでレジャーなどにも適しています。
また、「軽自動車」特に室内の広いトールワゴンタイプは自動車業界においても需要が高く、中古車市場でも人気があります。
そういった人気の枠に属しているフレアワゴンですから買取相場も基本的にはそれほど悪い買取価格とはならないはず。
ただ、少々心配なのがこの手の車には競合が揃っているということです。
もちろんこの車のベースとなっている「スペーシア」の存在もありますし、その他にも人気車種はゴロゴロ存在します。
そういった主力車両に比べると、やはりこの車の買取相場は低いと言わざるを得ないでしょう。
実際にこの車の買取相場の価格帯を見てみますと、一番良くて平成27年式の「XS」で92~120万円とされています。
次に平成26年式の「XS・4WD」で81~103万円、そして平成24年式「LS」で75~94万円と続いています。
ちなみに一番高額査定をつけている「XS」はこの車の中での上級グレードにあたるモデルで、新車価格は1,589,760円となっており、最上グレードでも一年落ちで40万円前後の下げ幅となっているわけです。
この車はスズキのOEM供給を受けているというのと、マツダ車であるという事が要因で、いくら車ベースは同じだとは言え、多くの人は軽自動車界での知名度の高いスズキの方を選ぶでしょう。
中古車として購入するという立場の人であれば安く手に入れられるフレアワゴンの方がお得と言えるのですが、買取となると立場になる俄然厳しく、車の状態が良ければ驚く程下落しないものの、状態の悪さ加減によってはかなり厳しい買取額になる可能性もあるとされています。
いずれにせよ、軽自動車としてのこの車の買取相場はあまり良い相場とは言えず、車両の状態によって査定の左右されやすいという車両と言えます。
ただ、中古車市場においてこの車の珠数は少ないうえ使い勝手の良い車として認識されているので、決して売りづらいとう車両ではないので買取価格が付かないということはあまりなさそうですが、もしこの車を売却すると考えているのならば、ベストなコンディションを保っておくことが必要です。
ファミリー層に特に人気のある車両となります、内装関係にはしっかりと気を使いたいところです。