スズキ・ワゴンRのOEM車、マツダ・AZ-ワゴン。
バッジ以外の部分は全て一緒なので、正直走っている物を見分けるのは不可能に近いです。
初代から4代目までその点は変わらず、値段もワゴンRとほぼ一緒です。
強いて言えば、本当に細かい部分が多少違うぐらいなので、言われないと分かりません。
中古車市場ではまだまだ需要の有るAZ-ワゴンの買取相場を紹介していきます。
初代AZ-ワゴン、CY・CZ型。
1994年から1998年6月まで販売されました。

ノンターボ、ターボ共に買取相場はゼロに等しく、お小遣い程度にすらならず廃車コース行きがほとんどです。
走行距離がよっぽど少なく、ボディにキズがなくてピカピカであっても数万円が限界かと思います。
2代目 AZ-ワゴン、MD型。
1998年10月から2003年4月まで販売されました。

ここから少し違いがでてきます。
ワゴンRでは4ドアタイプのグレードが存在しますが、AZ-ワゴンでは5ドアのみです。
見た目云々もそうですが、利便性の違いもあるようです。
後期型ではグリルがマツダ独特のものになっているので、その点でも違いが現れています。
エアロ付き、ターボ仕様、その他にも様々なグレードがありますが、初代同様全てにおいて買取相場は厳しく、これまた数万円程度にしかなりません。
年式や生産台数の関係上、仕方がないのかもしれません。
3代目 AZ-ワゴン、MJ21S(MJ22S)型。
更にマツダらしさが現れ、買取相場もやっと明るくなってきます。
2代目同様、マツダ独特のペンタゴングリルとオリジナルテールランプで、ワゴンRとAZ-ワゴンの見分けが付きやすくなりました。
2003年10月から2008年9月まで販売されました。
細かいグレード分けがされていますが、買取相場に関してはノンターボなのかターボなのかによる違いしかないようです。

ノンターボモデルの買取相場ですが、15万円から20万円とタイトです。
ターボモデルは若干高めですが、20万円から25万円とこちらもタイト。
ワゴンRスティングレーに相当するカスタムスタイルは、25万円から35万円になります。
4代目AZ-ワゴン、MJ23S型。
AZ-ワゴンとしては最終型であり、前代同様グリル部分が違う程度です。
2008年9月から2012年10月まで販売されました。

ベースグレードXFの買取相場は、20万円から25万円ほどで、前代とあまり変わらないようです。
5速マニュアルが設定された充実装備のXG。
35万円前後が相場になります。
専用アルミホイールが標準装備でスポーティなXSと、それにターボを加えたXTですが、共に30万円から40万円が相場になります。
見た目がワゴンRと変わらないのに、負けずと人気を出していたAZ-ワゴン。
生産台数や販売台数が多かったせいなのか、買取相場は全体的に低めです。
買取業者さんを一社に絞らず、複数の業者さんに見てもらう事は必須になってきます。
査定に出す前に、洗車とワックスがけ、車内の掃除機がけは必ずしておきましょう。